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本の感想

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ナチュラルウーマン 松浦理英子 河出文庫

感想を書いて欲しいとのリクエストを戴いたので数年ぶりに再読してみた。私にとって松浦理英子という作家を知った記念すべき作品...

奇貨 松浦理英子 新潮社

『奇貨』は『友愛小説』と言う位置づけらしい。女性と恋する事が出来ず、男友達もおらず、自分と自分の性を持て余している私小説...

犬身 松浦理英子 朝日新聞社

ものすごく久しぶりに松浦理英子の作品を読んだ。もっとも、好きな作品はたまに再読しているので「新作を」ってことなのだけど。...

裏ヴァージョン 松浦理英子 筑摩書房

松浦理英子の作品を読むのは何年ぶりだろう。はじめて『ナチュラルウーマン』を読んで衝撃を受けて以来、すっかりお気に入りの作...

日曜農園 松井雪子 講談社

失踪した父親が残した農園(市で貸し出している賃貸農園)で野菜を育てる娘の物語だった。娘は今時の女子高生で、家庭菜園なんて...

刺繍天国 松井雪子 文藝春秋

松井雪子は初挑戦の作家さん。図書館で『刺繍天国』の表紙に惹かれて、表紙借りした。本を読んでから知ったのだけど、元々は漫画...

シャトゥーン ヒグマの森 増田俊也 宝島社

北海道が舞台の動物パニック小説。私が愛してやまない吉村昭『羆嵐』と比べて評されることが多いので、気になって手に取ってみた...

鞄屋の娘 前川麻子 新潮社

私は女性を表現する言葉の中で「娘」という言葉が、いっとう好きだ。女の子では子供っぽいし、女では生々しい感じがするし。少女...

トマシーナ ポール・ギャリコ 創元社推理文庫

微妙な作品だった。「癒し系」……なのだろうか?猫のトマシーナの死と転生、そして獣医師の魂の復活、娘との和解、そして愛……...

雪のひとひら ポール・ギャリコ 新潮文庫

これからのシーズンにはもってこいのタイトルで全編、美しく優しい言葉で綴られていて「ねぇ、ちょっと読んでみない?」とて誰か...

ちびくろさんぼ ヘレン・バンナーマン 岩波書店

本好きの方なら『ちびくろ・さんぼ』って絶版じゃなかったっけ?……と思われることでしょうが、ごめんなさい。絶版本です。現在...

ゾフィー21歳―ヒトラーに抗した白いバラ ヘルマン・フィンケ 草風館

かなり久しぶりに「伝記文学」を読んでみた。伝記文学には、小説ほどのドラマチックさや創造性は無いけれど、事実としての重みが...

逃げてゆく愛 ベルンハルト・シュリンク 新潮社

作者の書いた長編小説『朗読者』に大感激したことがあるので短編集にも期待できるだろう……と思って手に取った1冊。巷の評判は...

大地(4) パール・バック 新潮文庫

王(ワン)家の物語4冊目。この巻は初代主人公、王龍の孫世代。前巻に続き、王虎の息子である王淵目線で話が進んでいく。現代に...

大地(3) パール・バック 新潮文庫

王(ワン)家の物語3冊目。この巻は私が最も苦手なパートだ。メイン主人公は王龍の三人の息子のうち、軍人になった三男の王虎。...

大地(2) パール・バック 新潮文庫

私はこの巻を密かに「『大地』における『渡る世間は鬼ばかり」と呼んでいる。父親が残した土地相続の問題が出てきたり、長男の妻...

大地(1) パール・バック 新潮文庫

日本語で書かれた作品と翻訳物を較べると、正直なところ翻訳物は少し苦手だったりする。言葉の言い回しがピンとこなかったり、あ...

歯車 至福千年 堀田善衛 講談社文芸文庫

正直なところ、良さも悪さも分からなかった。私自身の読解力が乏しかったと言うべきなのだろうか……「読書を楽しむ」と言うより...

熊の敷石 堀江敏幸 講談社

「熊の敷石」という言葉を聞いても浅学な私は何1つピンとこなかったのだけれど、ヨーロッパ(国ごとにパターンが違う)では寓話...

純愛心中 「情死」はなぜ人を魅了するのか 堀江珠喜 講談社現代新書

研究本と言うには軽すぎる感じのウンチク本。蓮っ葉な感じの文章に辟易させられたことを除けば、なかなか面白い作品だった。私は...

おおかみこどもの雨と雪 細田守 角川文庫

図書館の新刊本コーナーに並んでいて「そう言えば昨年ヒットした映画作品だったっけ」って事で手に取った。細田守の本業は作家で...
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