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軽井沢令嬢物語 諸田玲子 潮出版

テレビの2時間ドラマのような話だった。

舞台は第二次世界大戦前後。軽井沢にいる老舗ホテルの令嬢が主人公。主人公は幼い頃から贅沢に囲まれて育っていて、しかも自分の上には我がままで美しい姉。

物語の滑り出しを読んだ時は「これはツボ過ぎる。設定だけで、うっとりしそう…」と思ったのだけど、なんと言うか……2時間ドラマ程度にしか面白くは無かった。期待した分、ちょっとガッカリ。

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軽井沢令嬢物語

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GHQ占領下強くしなやかに駆け抜ける、老舗ホテルの娘がいた―。

女流時代小説の旗手が情感豊かに描く「苦難」に立ち向かう女性の波瀾万丈の生き様。

アマゾンより引用

感想

流石にドラマティックな時代の話だし、その上庶民には縁遠い「お金持ちの世界」が描かれているので、そう言う意味では面白かった。物語の筋も悪くは無い。

ただ、残念なことに主人公をはじめ、登場人物達に魅力が無さ過ぎた。

ごく普通の日常生活を描いた作品なら「パッっとしない主人公」でもリアリティが感じられて良かったのだと思うのだけど、華麗な物語には似つかわしくない主人公だった。

主人公も、その姉もお金持ちの令嬢にありがちな「自由奔放で怖い物知らずでちょっと我が儘なお嬢さん」ではあるのだけれど、大河小説の登場人物にしてはパワーが足りなかった。

「激動の日本を生き抜いた女性」ではなく「平成の我が儘娘」と言う印象。私は登場人物達に、これっぽっちも共感出来なかったし、むしろ「嫌な女だなぁ」としか思えなかった。

「嫌な女」でも、悪女で魅力的なら良かったのだけど、器の小さな「嫌な女」レベル。最終的に主人公は自分の道を見つけるのだけど、そこまでに至る過程もさほど苦労せず、人任せ。

結局のところ、諸田玲子はいったい何を書きたかったのだろう。

雰囲気小説として読むのには悪くないと思うのだけど、それ以上の楽しみは見出せなかった。

時代背景とか、設定だけは気に入ったのだけどなぁ。なんとも残念な作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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