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流れる水のように マルグリット・ユルスナール 白水社

最近、読みやすい本ばかりを読んでいたので、たまには手ごわい翻訳物を……と思って手にとったのだけど、見事に惨敗した。

面白いとか、面白くない以前の問題。私の理解力が足らなさ過ぎて、サッパリ意味が分からなかった。それとも、単にこの作家さんとの相性が悪いのか。

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流れる水のように

「近親相姦」という愛の極限の姿。「傲慢であるすべを知らないだけに、いっそう澄んだ目で世界をみつめる」ほとんど無教養で単純なひとりの男の生と死。

透徹した古典的文体で描き上げたユルスナールの佳品三作。

アマゾンより引用

感想

『姉アンナ…』は姉と弟の近親相姦の物語。

「ずっと1人の人を想って生きる」という設定は大好きだし、愛する人を失ってからも、淡々と生きたアンナの姿は美しいと感じた・

しかし、面白さはサッパリ分からなかった。

基本的に近親相姦は苦手なのだけど、時代背景等を考えれば「これもアリかな」とは思った。ちょっと現代社会の物差しでは計りきれないところがある。

『無名の男』 『美しい朝』については、それなりに面白かったけれど、これも理解できない領域。

海外の翻訳物を読むと、どうしても「キリスト教」の壁が立ちはだかっているような気がしてならない。

宗教的な素養がないと、微妙な機知が理解できないし、だがそこが作品のポイントだったりしてきた日にはお手上げなのだ。

もっとも、キリスト教の知識が皆無でも楽しめる作品はあると思うが、それらにもやはり「あった方がより面白い」って部分があるのが悔しい限り。

私がいままで最高に面白いと思った翻訳小説はパールバック『大地』である。中国が舞台でキリスト教思想の絡まない話だ。

せっかく、本好きとして生きているのだから、翻訳物も自由に読みこなしていきたい……と思うものの「言葉の壁」とか「生活習慣の壁」を感じずにはいられない。

まだまだ勉強が足りないと反省されられた1冊だった。

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