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「き」の作家

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50音順の分類で「き」に属する作家の作家の書いた本の感想です。

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神に愛されていた 木爾チレン 実業之日本社

うわぁぁぁ。2024年も残すところあと2ヶ月となったこの時期。ものすごく好みの小説に出会ってしまった。他の人はどう感じる...

かたばみ 木内昇 角川書店

『かたばみ』は新聞小説として掲載されていた頃から評判が高かったらしく、単行本化してからも「面白かった」と聞いたので「それ...

ミーツ・ザ・ワールド 金原ひとみ 集英社

芥川賞作家、金原ひとみが腐女子を主人公の小説を書いたと聞いたので、意気揚々と手に取ってみた。 主人公の由嘉里は焼き肉を擬...

いるのいないの 京極夏彦作 町田尚子絵 岩崎書店

お久しぶりの京極夏彦…と言っても小説ではない。岩崎書店がシリーズ化している「かいだん絵本」の1冊。 かいだん絵本は現在、...

インドラネット 桐野夏生 KADOKAWA

久しぶりの桐野夏生作品。題名になっている『インドラネット』とは仏教用語のインドラの網のこと。 インドラの網とはインドラ(...

100文字SF 北野勇作 早川書房

SF作家、北野勇作がTwitterではじめた「ほぼ100字小説」200篇が収録されている。 北野勇作は『かめくん』で第2...

オカシナ記念病院 久坂部羊 KADOKAWA

『オカシナ記念病院』はコメディタッチの医療小説。コメディタッチ…と言ってもテーマは至って真面目。 前回読んだ介護小説『老...

とめどなく囁く 桐野夏生 幻冬舎

久しぶりの桐野夏生作品。新刊は新聞小説とのこと。大阪在住の私には馴染みのない新聞なので、連載されていた事自体知らなかった...

夜の谷を行く 桐野夏生 文藝春秋

あさま山荘事件事件に関わった女性の後半生を描いた物語。 あさま山荘事件は私が生まれた1972年に起こっている。私は母から...

路上のX 桐野夏生 朝日新聞出版

相変わらず桐野夏生は面白いなぁ。お流石でございます! 桐野夏生に会って話をするチャンスなんて死ぬまで無いと思うのだけど、...

奴隷小説 桐野夏生 文藝春秋

『奴隷小説』は題名の通り、奴隷をテーマにした7つの短編からなる短編集。「流石は桐野夏生!」と唸ってしまった。 物凄く嫌な...

デンジャラス 桐野夏生 中央公論新社

『デンジャラス』、かなり面白かった! 谷崎潤一郎と桐野夏生が好きな人には是非とも読んで欲しい作品。 『細雪』の次女雪子の...

ビニール傘 岸政彦 新潮社

岸政彦は初挑戦の作家さん。「社会学者が書いた大阪を舞台にした作品」との事だったので手に取ってみた。第156回芥川賞候補作...

野良ビトたちの燃え上がる肖像 木村友祐 新潮社

なんだろう。この作品。力作なんだろうな…とは思うものの、全く共感出来なかったし、面白さを理解する事が出来なかった。 河川...

笑い三年、泣き三月。 木内昇 文藝春秋

戦後の浅草が舞台の群像劇。私はいまいち楽しめなかった。 ……と言うのも木内昇の作品ってだけで読む前からハードルが上がって...

猿の見る夢 桐野夏生 講談社

『猿の見る夢』は題名から想像出来ない感じだけど、銀行からファストファッションを扱う企業に出向した定年前のエリートサラリー...

バラカ 桐野夏生 集英社

東北の震災以降、震災をテーマにした小説が沢山発表されたけれど『バラカ』もその中の1つ。 数ある震災文学の中では圧倒的に面...

抱く女 桐野夏生 新潮社

ツイッターで評判が良さそうなので読んでみた。 私はなんだかんだ言って桐野夏生が好きみたいだ。 グロテスクな話も多いし「そ...

魍魎の匣 京極夏彦 講談社

「本の厚さで人が殺せる京極本」にトライしてみた。 直木賞作家にまでなった京極夏彦は押しも押されぬ人気者。ミステリ好きの友...

嗤う伊右衛門 京極夏彦 中央公論社

初京極記念本だというのにイマイチ、ハマれなかった。 彼の本はエネルギーのある時に読むべきものなのだろうか。だいたいからし...

緑の毒 桐野夏生 角川書店

期待通りの桐野節炸裂の作品だった。 実に感じの悪い1冊。桐野夏生って本当に「嫌な奴」とか「感じの悪い奴」を書くのが上手い...
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