読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

"桐野夏生"

雪のアルバム 三浦綾子 小学館

学生時代、それこそ文庫本の背表紙が擦り切れるくらい読んだ1冊。 ヒロインが洗礼を受けるため、牧師にあてた「信仰告白」と言...

5人のジュンコ 真梨幸子 徳間書店

題名が示す通り「ジュンコ」が5人登場する作品である。 途中「バタフライ・エフェクト」と言う言葉が出てくるのだけど、この作...

光線 村田喜代子 文藝春秋

表題作を含む7編からなる短編集。 最近、ガツガツと村田喜代子の作品ばかり読んできて、どれもこれも当たりだったけれど、これ...

母性 湊かなえ 新潮社

私は湊かなえとは相性が悪いのだと思う。 読んでいてムカムカしたし、登場人物をグーパンチで殴りたいとさえ思った。 『告白』...

鸚鵡楼の惨劇 真梨幸子 小学館

相変わらずのぶっ飛び設定だった。今回のテーマは「変態・アブノーマル」だと思う。作者の作品は変態臭がして、ファンにとっては...

砂の器(上・下) 松本清張 新潮文庫

松本清張は大御所と呼ばれる作家さんなのに、いままでほとんど読んだことが無かった。 随分前に『鬼畜』を読んだくらい。 もと...

ケッヘル 中山可穂 文藝春秋

中山可穂の新作…って事で期待していたがイマイチだった。 ひと言で片付けるなら出来損ないのミステリー小説だと思う。突拍子の...

マタニティドラゴン 川本晶子 筑摩書房

表題作と、もう1作短編『ことり心中』が入った短編集。 2つしか収録されていない短編集の場合、大抵どちらか片方の作品が気に...
本の話

2013年の読書総括

今年1年間に読書録に感想を書いた本は50冊。昨年より沢山の本を読む事が出来たのだけど読書の質は昨年以下かも知れない。改め...
本の話

重ねる本と見上げる本

私は毎日、毎日、何某の本を読んでいる訳だが、ドップリ夢中になれる本に巡り会うことは滅多にない。たいていは「まあまあ面白か...