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天王寺高等学校の文展(文化展示発表会)に行ってきた(2023)

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天王寺高等学校の文展(文化展示発表会)に行ってきた。

娘の通う天王寺高校は行事に力を入れると聞いている。実際、体育祭は楽しかったし、1年生の夏は海(若狭)にも山(あしび山荘)にも出掛けていて、娘も楽しく参加させてもらった。

正直、天王寺高校は体育会系のノリが強くて、ウェイ系と言うかリア充系の人が多くて、陰キャとかヲタクには厳しい学校なんじゃないかと思っていた。なので文化祭は大して期待もしていなかったのだけど、1年生はクラスで劇の発表があるとのことだったので、朝から夫婦で見学してきた。

1年生はクラスごとにオリジナルの劇を発表して順位を競う。持ち時間は15分。劇と言っても素人集団なので演劇を本気で取り組んでいる人達とは較べることが出来ないのだけど、なんか…思っていたより良く出来ていた。

クラスごとに力の入れるポイントが違っていて、映像制作に力を注いだクラスもあれば、セットが凄いクラス、脚本の精度が高いクラスと個性的だった。そしてどのクラスも「天王寺高校独特の風習や課題」を盛り込んでいて「学校大好きなんだねぇ」と微笑ましい気持ちになってしまった。

文化部は展示や発表、2年生3年生は模擬店を出していて、劇を観た後は模擬店などを回ってみた。

高校の文化祭の文化部の展示って言っちゃあなんだけど、面白くないことが多いのだけど、天王寺高校の文化部の展示はなかなかに面白かった。

本好きの私は図書部の展示(クイズ)では大人げなく本気出してクイズに挑み「全問正解したら貰える栞」をゲットした。「図書部の人達となら良い酒が飲めそう(高校生なのでお茶かな)な気がする…」と思うくらいに、内容の濃い展示だった。

文化部の展示はクイズをやっているところが多くて、クイズ好きの夫はこれまもた大人げなく本気でクイズに挑んでいて、高校生達となんやかんや話をしていた。

要するに「大人でも本気で楽しむことのできる展示だった」ってこと。「高校の文化祭の展示なんて大したことないでしょ?」と思ってたけど、そんな事なかった。

文化部はスタンプラリーを行っていて「全部スタンプを集めたらシールを贈呈します」となっていたので、ちゃっかりスタンプを集めてシールを戴いてきた。

スタンプラリー台紙とか

スタンプラリー台紙とか

模擬店やアトラクション系の出し物もしっかり練り込まれていて素晴らしかったし、自主制作映画もクオリティが高かった。私が観たのは『逃走中』のパロディ作品だったけど、観ていた観客達からはちゃんと笑いが起きていた。

吹奏楽部、軽音部、フォークソング部等の音楽系クラブの出し物もちゃんと盛り上がっていて感心させられたし、私達夫婦も本気で楽しませてもらった。

天王寺高校の文展(文化展示発表会)で感心したのは「みんなで盛り上げようとする空気」があるってことだった。

出し物や展示もちゃんと観るし、口に出して評価する。音楽系の出し物では拍手や手拍子を惜しまない。それって当たり前の事のように思えるけれど案外出来そうで出来ないことだと思う。

保護者の人達も、出来るだけグッズ等を買ったりしてお金(金券)を使うようにしていた気がする。私達夫婦も同人誌だの、クリアファイルだの、手作りの栞だの色々と買わせて戴いた。

同人誌を買ってみたり
パンフレットと文芸部発行の同人誌

文展パンフレットと文芸部発行の同人誌

舞台発表にしても、展示にしても模擬店にしても、そこはやっぱり高校生クオリティなので「完璧に」とはいかず、上手くまわっていてない場面もあったけれどクラスやクラブ単位で難しいことに取り組む経験は子ども達を確実に成長させてくれると思う。

私は高校時代、陰キャヲタクだったけれど、それでも文化祭は楽しかった記憶がある。だけど天王寺高校の文展は私が高校時代に経験した文化祭以上にクオリティが高くて、しかも超盛り上がっていて驚かされた。

娘は学校が大好きで毎日楽しく登校しているけれど「なるほど。そりゃ、こんな雰囲気の学校だったら楽しいよね」と妙に納得してしまった。娘には、この調子で高校生活を楽しんで欲しいと思う。

…それはそれとして。勉強の方もそこそこにお願いしたいのだけどね。

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