今のパートをはじめてから1年と少し経つけれど、職場は優しい人ばかりで人間関係で悩んだことは1度もない。
働きはじめた頃は職場の人達が良い人揃いで困惑した。「そのうちの手のひらを返されるんじゃないかな?」みたいなことを思っていて、なんとなく落ち着かない感じが続いていた。
しかし…嘘みたいに意地悪な人がいないのだ。特定の人がいない時に、その人の愚痴大会…みたいなことも無いし、そもそも愚痴や不満をこぼす人もいない。
スタッフが定着しない問題は相変わらずだけど、実のところ定着率はそこまで悪くない気がしている。いなくなちっちゃう人は一瞬でいなくなっちゃう印象。
「はぁぁ。なんてありがたい職場なんだろう。やっぱりこういう業界(福祉系)で働く人って良い人率が高いのかも知れないな」なんて思っていたけど、つい先日、どうやらそうでもないようだ…って事が判明した。
パート先の会社は私が働いている事業所以外にも複数の施設を運営している。先日、社長が事務所に来た時「あ~。もう女性は難しいわ…もう俺、女性と話するの無理過ぎるわ」と散々愚痴っていた。
福祉系の職場ってどこも女性職員率が高いのだけど、たまたま私の職場は男性社員が多い。別事業所は「女の園」と言うレベルで女性ばかりで構成されているせいか人間関係のトラブルが多く、それが原因で退職する人もいるとのこと。(社長談)
私は「女性の多い職場は難しいですよね~。どこも同じじゃないですかねぇ~」と社長の愚痴を軽く受け流していた。
ところが先日。パート先の職場でスタッフが足りなくなったので、別事業所から応援スタッフがやってきた。正社員の児童指導員で勤務歴はそこそこ長いみたい。私は書類上でしか知らない人なのだけど、初めて会った瞬間にこう思った。
意地悪が服着て歩いてるような人だな…と。
私は直接嫌なことを言われた訳ではないけれど、他の人とのやり取りを聞いているだけでも、ヤバさしか感じなかった。そもそも顔が怖い。顔の造作がどうのこうの…って訳じゃなくて、意地悪が顔に滲み出ている。
私は結婚するまで派遣戦士だったので、大小問わず色々な企業で働いてきたけど、たまに「意地悪が服着て歩いているよなう人」に遭遇した。
当時は職種柄、仕事はキツかったけど「いてくれないと困る職種」ってことで、大事にされることが多く、さらに言うなら男職場で「意地悪が服着て歩いているよなう人」は別部署にいて私が直接関わることはなかった。
……とは言うものの、多くの女達が泣かされているのを横目で見ていて「酷いことするなぁ…」といつも思っていた。
「意地悪が服着て歩いているような人」は第一印象で分かる。普通レベルの意地悪な人は付き合ってみないと分からないけれど「意地悪が服着て歩いているよなう人」は面構えが違うのだ。
別事業から応援に来てくれた人は私が今までみた「意地悪が服着て歩いているような人」の中でもベスト5に入るツワモノだと思う。
社長…そりゃぁ、パートもアルバイトも居着きませんわ…って言うか、どうしてこんな意地悪な人採用しちゃったんですか? 顔見ただけで分かりそうなものなのに。
思うに。あの人がいる限り、別事業所のパート・バイトスタッフ定着率は上がらない気がする。
久しぶりに「意地悪が服着て歩いているような人」に遭遇した訳だけど、同じ職場でなかったのはラッキーだったな…としみじみ思う。続きを読む→仕事も好きだけど家も好きだ。