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これからはあるくのだ 角田光代 理論社

失業記念読書、第1冊目。

『これからはあるくのだ』はエッセイ集。題名をみた瞬間に「失業中に読む本はこれ以外に考えられない」と思った。

題名がとても素敵だ。「ずっと走っていて、これからはあるく」のか「今まで車移動していたけど、これからはあるく」のか「同じ場所にとどまっていたけれど、これからは歩く」のか、本のページを繰る前からワクワクしてしてしまった。

読んでみると私の予想は全て外れて「これからは自転車に乗らずに、あるく」という話だったのだが、これはこれで面白かった。

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これからはあるくのだ

こった事件を屈託なく綴るエッセイ集。

そのボケッぷりとユニークな発想は、少女時代から大炸烈!大人になってよかった、と思える一冊です。

アマゾンより引用

感想

面白い話も、感じ入る話も、ためになる話もなくて、どうでもいいような話ばかり集めてたエッセイ集だった。

しかし他人の口から語られる「どうでもいいような話」というのは、どうしてこんなに面白いのだろう。

自分以外の人間の視線を、ひと時だけ貸してもらうようなワクワク感があって良い。

歯医者さんの話だの、方向音痴の話だの、空き地の話だの。おおよそ世間話のようなものばかり集められていて「へぇっ。そりゃぁ、ちょっと面白いよね」などというノリで、女友達と話をしているような、そんなエッセイ集だった。

失業中に読む本としては、うってつけの1冊だと思う。

なんでもないことが素晴らしく思える……なんてことは、時間に追われているときでは、なかなか実感できないわけで、不安や焦りを感じつつも、しかし「今日は仕事をしなくてもよい」という、半ば持て余し気味の時間を楽しむには、これ以上の本はないように思う。

これほど良かったと思うのは、作者の感性に共感する部分があったということもあると思う。

食べることが好きで、料理が好きで、お酒が好きで。

食に対する感じ方は、ほとんど私の持っているそれと同じで「あー。それって、分かるわぁ」と思わず相槌を打ってしまった。食にまつわる記憶って、何故だかしらないが鮮やかに残るよなぁ……

さくっと軽い歯ざわりだけど、存在感のある1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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