最近、小中学生の間でショートショートが流行っているらしい。
書店でショートショートの作品が平積みになっていたので気になっていた。図書館の新刊本コーナーで書店で見掛けたショートショートを見つけたので、早速読んでみることに。
ショートショート(英: short short story)は、小説の中でも特に短い作品のこと。 簡易的に「短くて不思議な物語」とされることもある。 定義は諸説あり、短編小説や掌編小説、ショートストーリーとは異なる独自のジャンルといわれることが多いが、それらを区別しない場合もある。Wikipediaより引用
黒のショートショート
ショートショート作家・童話作家である山口タオが30年にわたって書きためてきた作品を厳選した、自選ショートショート集。 平均数ページのごく短い作品の中に、ハッとさせられる意外な視点と、ユーモア、ホラー、童話の味わいが詰まっています。
アマゾンより引用
感想
ショートショートと言うと真っ先に思いつくのが星新一。
作品数が多いこともあって浴びるほど読んだ時期がある。星新一は小学校高学年から中学生にかけてハマっていたので、サイトに本の感想は1つも無いけれど、けっこうな数を読んでいる。
ショートショートの魅力は「短いから手軽に読める」と言う事と「予想外のどんでん返し」にあると思う。今回の作品にもそれを期待していたのだけれど…
「おかしいな? 思ってたのと違う」
子どもが読むならアリだと思うのだけど、ショートショートを読んだことのある人なら冒頭を読んだ時点でオチの想像がついてしまう話が多かった。
もちろん、どんでん返しだけがショートショート魅力だとは思っていないけれど「オチが読める」と言うのは致命的だと思う。
作者の山口タオは『星新一ショートショートコンテスト』出身とこのと。
星新一も、ショートショートも大好きなんだろうな…と言うことは想像出来るものの、いかんせん作品に驚きが足りない。
この作品は『黒のショートショート』と言うことだけど『白のショートショート』と言う作品と対になっていて、こちらは「ちょっと怖いダークな話を集めました」とのこと。
残念ながら、怖くないのだ。怖さを求めるなら角川ホラー文庫系の作品を読む方が手堅い気がする。
ちっとも良い事を書けなくて申し訳ないのだけれど、残念だけど私には全く面白さが理解出来なかった。