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高齢者の安全な生活。

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我が家では毎月1回、夫の実家に義母の様子を見に行っている。

義母は現在夫の実家で1人暮らしをしている。ヘルパーさんの手を借りながら身の回りの事はとりあえず1人で出来ている。

親の面倒をどうするか問題については色々な意見があるだろうけれど、夫と夫の兄姉達は義母が動けなくなるまでは義母の望む通り気ままな1人暮らしを楽しんでもらう…と言う方向で考えている。

夫と結婚した当初は義母は元気でハツラツとしていたけれど、ここ数年は入退院を繰り返している状態。この半年間は比較的落ち着いていて元気に過ごしてくれている。

先の日曜日も夫の実家に行ってきた。その時、義母が突然「あのね。私、消化器を買おうと思うの。もし火事になったら消化器で消そうかと思って」と言い出した。

一家に一台消化器があるのは悪くないと思う。ただし、それは消化器を使いこなせた場合の話だ。今の義母が消化器を使いこなせるとはとても思えない。

夫と2人で「消化器は買わなくていい。火が出たら何も考えずに全力で逃げて、安全を確保してから消防に通報してください」と説得した。

正直言って今の義母の運動能力だと「火が出たら全力で逃げる」ということろからして、かなり怪しい。初期消火なんて言っている場合ではないのだ。しかし義母は自分が颯爽と動けていた時の自分しかないのだと思う。

消化器以前に最近は義母の火の元の管理が怪しくなってる事の方が心配だ。

以前も日記に書いたのだけど、今回もガスコンロの近くに丸めたティッシュペーパーが置いてあったので「燃えやすい物を火の近くに置いちゃ駄目」と撤去してきた。

義母が言うには「つい、うっかり置いてしまう」とのこと。ガスコンロ以外でも「ストーブの側に衣類等、燃えやすい物を置かない」とか「コタツの中に洗濯物を入れて乾かしては駄目」とか、心配な事だらけだ。

1人暮らしの高齢者が火の不始末から火事になったと言うニュースは他人事ではない。

義母からすると口うるさい嫁だと思うのだど、注意せずにはいられないし、義兄や義姉にも報告して「実家に行った時はチェックお願いします」とお願いした。

私が心配性なだけなのかも知れないけれど、最近の義母は何かと危なっかしい。

何かと危なっかしいのは実母についても同じなので、これが年を取るって事なのかな…と思ったりする。

義母にしても実母にしても、いずれは死んでいく訳だけど、ここまで生きてきて最後は不慮の事故で…なんて事は勘弁して欲しい。

高齢者が安全に生活するって難しいことだな…とつくづく思った。

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日記
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