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とにかく散歩いたしましょう 小川洋子 毎日新聞社

毎日新聞に掲載されていたエッセイをまとめたエッセイ集。新聞に掲載していただけあって、爽やかで読み易い内容になっている。

小川洋子自身が日常生活で感じたこと、愛犬のこと、そして取材や小説を書くに至る話。

色々な話題が詰め込まれていて、軽い読み物としては上出来の部類に入ると思う。病院の待ち時間に持っていくのが似合うような気がする。

1つ1つのエピソードはほどほどに短くて読みやすいし、そうかと言って軽過ぎる事もない。良くも悪くも『新聞読み物』だった。

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とにかく散歩いたしましょう

私が不安を愛犬・ラブに打ち明けると、彼はグイとリードを引っ張った。“ひとまず心配事は脇に置いて、とにかく散歩いたしましょう。散歩が一番です”。

ハダカデバネズミとの心躍る対面、同郷のフィギュアスケーターを見て流す涙、そしてラブとの別れ。

本の思い出とともに創作の源泉を明かす珠玉のエッセイ。

アマゾンより引用

感想

面白くない…って訳ではないけれど、ファンからすると物足りない作品ではある。

前回読んだ『カラーひよことコーヒー豆』は、差し当ってテーマらしきものは設定していなかったと思うのだけど、それでも本として読むと「懐古」を感じさせる作りになっていた。

しかし、この作品は新聞に掲載されていたものをまとめただけあって、1つ1つのエピソードにテーマ性が無い。

題名から察することが出来るように「犬」の話は多いのだけど、それも深く突っ込んでの事ではないのだ。

私は小川洋子の書く作品が大好きだし、この作品だって決して面白くなかった訳ではないのだけれど、いかんせん物足りない。

期待値が大きいからこそ「物足りない」と思ってしまうのだとは思うのだけど、なんだかこう……可もなく不可もなくという印象。

1冊の本として読むと物足りないけれど深く共感出来る話もあったので、そう不平ばかりを言うのもどうかとは思うのだけど、個人的にはいささか残念な1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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