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違う部族(体育会系)の風習。

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この春以降、娘のアクロバットについて何度となく日記に書いているけれど、娘はますますアクロバットにのめり込んでいる。

娘はどうにかこうにか前方転回(前向いて倒立してブリッジして起き上がる)と、前方転回の連続。それに後方転回(後ろ向いてブリッジして起き上がる)が出来るようになった。

これらの技は体操をしている人なら初歩の段階なのでドヤ出来るようなものではないのだけれど、娘にとっては大きな進歩。

ちょっと技が出来るようになったら嬉しくてたまらないらしく、宿題だのお風呂だの夕食だのを済ませて寝るまでの時間、毎日トレーニングと技の練習に励んでいる。

子育てをしていると「成功体験を積み重ねることにより子ども達は成長していきます」みたいな一文を何度となく読むのだけれど「なるほど。これが成功体験による進歩ってヤツだな」と納得した。

学校の先生とか、習い事の指導者が「子どもの成長を目の当たりすると嬉しい」と言う気持ちが私にも少し理解出来るようになった。

娘の進んでいる過程は教育学の教科書に書いている通りで感心する。

努力しても出来ない→めっちゃ挫ける(泣く)→諦めず頑張る→成功する→嬉しい&自信がつく→嬉しいからさらに頑張る(←今ココ)

今までは半ば嫌々取り組んでいた腹筋や腕立て伏せ等のトレーニングも進んで取り組むようになっている。

全てのメニューをこなせない日も「腹筋弱いから腹筋だけでもしておこうかな」などと、いっぱしのアスリートのようだ。

私は今まで絵に描いたようなヲタクとして生きてきたので、娘のライフスタイルにはただただ驚かされるばかりだ。

しかし、こうまで自分とタイプが違うと清々しいと言うか、かつて放送されていた『世界ウルルン滞在記』で、よく分からない謎の部族に飛び込んでいく人のような気持ちで娘と接している。

郷に入れば郷に従えではないけれど、部族の風習は尊重すべきものだと理解し、娘の生活をサポートしていくしかない。

アクロバットの教室は週一でしか通っていないけれど、家で頑張っている事は先生達にも分かるらしく、娘は先生達から可愛がってもらっている。娘は俄然張り切っていて、この夏休みはいつもの教室に加えて短期集中教室にも申込んだ。

きっと体育会系として生きた人達にとっては「そんなの当たり前だよ」って事なのだとは思うのだけど、ヲタク一筋で生きてきた私にとって、娘の生き方は新鮮過ぎる。

これだけ頑張れるのなら、娘の目標「小学校卒業するまでに人前でカッコイイ事が出来る人になる」くらいなら達成出来るのではないかな…と思えるようになってきた。

自分自身はそうしたいなんてこれっぽっちも思わないけれど、違う部族(体育会系)の生き方も良いものだな…と思う。

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体操
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