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冬が近い。

私の毎日は驚くほど単調だ。週末は家族で出掛けるのでそれなりに変化があるけれど、平日となると毎日ほとんど同じパターンで動いている。

夫と娘を送り出した後は家事だの買い物だの。実母の病院の送迎があったり、娘の学校の用事があったりすることもあるけれど、習い事等をしている訳でもないので、主婦業をしていない時間はパソコンに向かって黙々と陰気に作業をしている。

お昼は自宅で1人で食事をする訳だけど、夫のお弁当の残りのご飯でおにぎりを作っておいて食べたりする事もあれば、寒い時はうどんを煮て食べたりすることもある。

自分のために凝った物を作ったりはしないし、出来上がった物を買うこともない。身体が小さいから…ってこともあるだろうけど、我ながら低燃費だと思う。

しかし先日。家で掃除だの台所仕事だのをしていたら猛烈に天丼が食べたくなってしまった。

天丼は丼物の中では比較的好きな部類に入るけれど、私の中のナンバーワンは海鮮丼であって天丼ではない。

夫は天丼が好きなので天丼を食べる時は「夫の付き合い」って感じで自発的に食べたいと思うことがないのだけれど、その日はどうしたものか「天丼が食べたい」と言う気持ちが猛烈に込み上げてきたのだ。

自分のために自分で天ぷらを揚げて天丼を作る…なんて面倒なことをするはずもなく、買い物に行った時にスーパーでお惣菜の天ぷらを買ってきて家で天丼にしよう…と思っていたのだけれど、惣菜売り場に立ち寄ってもどうしても冷えた天ぷらに手が伸びず「駄目だ…これじゃあ私の猛烈な欲望を押さえる事が出来ない」と観念した。

そして自転車をぶっ飛ばして天丼屋に天丼を食べに行ってきた。

「天丼が食べたい」と言う理由から1人でわざわざ天丼を食べに行くなんて結婚して初めての事かも知れない。

食べたいと思って食べた天丼は最高に美味しかった。

いつもはちょっとご飯を持て余して夫手伝ってもらうのだけど、その日は1人前ぺろりと余裕だった。

天丼を食べた後は帰宅して残っている家事を片付けて、普段ならパソコンに向かう流れになるはずなのに居間で1時間ばかり昼寝をしてしまった。

特別疲れていた訳でも大変な仕事をしていた訳でもないのに、普段食べたいと思わない天丼が無性に食べたくなったり、唐突な眠気に襲われて昼寝をしてしまったり。

いつもと違う自分に戸惑いを隠せなかったのだけど、ふとある事に気がついた。

身体が冬の準備をはじめたのだな…と。

天丼を食べて昼寝をしたらいつもの自分に戻っていた。

なんだかよく分からないけれど、身体が冬モードにシフトしたような気がする。もうすぐ冬がやって来る。

生協ではお正月商品の予約がはじまったし、ここ数年年賀状印刷をお願いしている業者からは割引券が送られてきた。もうすぐ10月も終わることだし、そろそろ本気で冬の準備をしなくてはいけないな…と思った。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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