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映画『ヴェルサイユの宮廷庭師』感想。

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この週末は娘が体調不良でどこにも行けなかった。

「せめて夜は大人の時間を楽しもう」と言うことで、娘が寝てから夫と2人で録画していた『ヴェルサイユの宮廷庭師』を視聴した。

題名から分かるように、ヴェルサイユ宮殿の庭園を作った天才庭師の物語。

ただ、実在した人物もいるけれど、基本的にはフィクション。

本当にヴェルサイユ宮殿の庭を作った天才庭師アンドレ・ル・ノートルは、ヴェルサイユ宮殿を手掛けた時はすでに70代のおじいさん。

しかし映画では男盛りとして描かれている。もし観るのであれば史実については考えずに「あくまでも作り話」と思って観ていただきたい。

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ヴェルサイユの宮廷庭師

ヴェルサイユの宮廷庭師
The Hatton Garden Job
監督 アラン・リックマン
脚本 アラン・リックマン
リソン・ディーガン
ジェレミー・ブロック
主演  ケイト・ウィンスレット
マティアス・スーナールツ
アラン・リックマン
スタンリー・トゥッチ
音楽  ピーター・グレッグソン
ザックリとこんな内容
  • 物語の舞台は1682年フランス。
  • 田園地方の庭園で、ひとりで生きるサビーヌ(ケイト・ウィンスレット)の元に、予想もしない仕事が舞い込んできた。
  • フランス国王ルイ14世(アラン・リックマン)が計画する新たなる王宮の庭園建設に白羽の矢が立ったのだ。
  • サビーヌは国王の庭園建築家アンドレ・ル・ノートル(マティアス・スーナールツ)との面接を受けるが、伝統と秩序を重んじるル・ノートルと対立してしまう。
  • それでもサビーヌの才能に惚れ込んだル・ノートルはな庭園造りをサビーヌに任せることに。
  • 庭園建設の工事がスタートしてからも反目しあうサビーヌとル・ノートルだったが、仕事を通じて互いを知るようになり、いつしか惹かれあっていく…

感想

この映画が封切られた時、もの凄く観たかったのだけど、当時はまだ娘が小さくて1人で映画を観に行ける状態ではなかった。

今頃になってようやく観る事が出来たのだけど、出来れば映画館で観たかったなぁ…と思った。映像が綺麗でものすごく雰囲気がある。

宮廷の美しさ、ドレスの美しさ、それにフランスの田園風景。実に素晴らしかった。

そして何よりもヒロインを演じたケイト・ウィンスレットの美貌たるや!

私はケイト・ウィンスレットがデビューした頃(『乙女の祈り』でデビューしている)から、彼女の事が大好きなのだけど、40代になってもその美貌は衰えておらず、それどころか美しさに磨きがかかっていた。

ケイト・ウィンスレットはオードリー・ヘップバーンのような華奢な妖精タイプの女性ではなく、美しいけれど身体の作りはガッチリしていて「庭師」と言う役どころが最高に似合っていた。

美しい人と言うのは、泥だらけになろうとスコップを持っていようと美しい。

この作品は「ヴェルサイユ宮殿の庭を作る」と言うミッションがベースになってはいるけれど、その本質は恋愛映画。

「ジュテームの国の恋愛映画だから、色々濃厚なんだろうなぁ~」と予想するも、意外にも主人公カップルは中学生日記的な恋愛をしていて「真面目か!」とツッコミを入れたくなってしまうほど。

こういう真面目な恋愛って嫌いじゃない…どころか、むしろ大好きだ。

正直、ご都合主義な部分があるのは否定出来ないし、庭園作りに関してはアッサリし過ぎて物足りない気がしたけれど、個人的には「これだけ楽しめたのだから、そこは気にしない」と言う感じ。

余談だけれど庭の発注者、太陽王ルイ14制を演じたアラン・リックマンはハリーポッターのスネイプ先生。

既に故人となってしまわれたけど、素晴らしい演技でファンにはたまらぬものがあると思う。

そして映画の内容には全く関係無いけれど、私はケイト・ウィンスレット好き過ぎる。

生まれ変わったらケイト・ウィンスレットみたいな美人に生まれたいと本気で思ってしまうくらい大好きだ。

『ヴェルサイユの宮廷庭師』は正直なところ、筋書き自体は「まあまあくらい」でしかないのだけれど「美しいものを愛でる」と言う意味ではかなりハイレベル。

「美人と庭と調度品を愛でるためだけに観てもいい」と思える人には力強くオススメしたいと思う。

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