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肉小説集 坂木司 角川書店

完全にジャケ借り。この表紙、インパクトあり過ぎだ。

関西に住んでいると肉と言えば牛肉なんだけど、関東では豚肉とのこと。

あとがきでも「関西に住んでいたら牛で書いていた」と作者自身が語っていた。

だけど豚肉、美味しいよね。

ロースもヒレもバラもいい。トンカツも角煮も豚しゃぶも大好きだ。子どもの頃は豚肉ってあまり好きじゃなかったのだけど、大人になってから大好きになった。

たぶん母の料理は豚肉に火を通し過ぎて硬くなっていたのだと思う。

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肉小説集

豚足×会社を辞めて武闘派として生きる元サラリーマン。ロースカツ×結婚の許しを得るべくお父さんに挑むデザイナー。角煮×母親に嫌気がさし、憧れの家庭を妄想する中学生。ポークカレー×加齢による衰えを感じはじめた中年会社員。豚ヒレ肉のトマトソース煮込みピザ風×片思いの彼女に猛アタックを試みる大学生。生ハム×同じ塾に通う女の子が気になる偏食小学生。肉×男で駄目な味。おいしくてくせになる、絶品の「肉小説」

アマゾンより引用

感想

さて。肝心の作品なのだけど、要するに豚肉と豚肉料理にまつわる短編小説集だ。

料理人の話でもないし、美味しい料理を紹介するような作品でもなくて「豚肉料理にまつわる思い出を教えてください」的なイメージ。

超高級料理とか、凝った料理が出て来る訳ではなくて、ローストンカツとか、ハムサンドとか庶民的な料理が多く、市井に生きる人達が主人公。

年齢はバラバラで小学生もいれば、けっこうなお年のおじさんもいた。「ささやかな幸せ」とか「ちょっといい話」が好きな人は気持ち良く読めると思う。

私が特に気に入ったのは『魚のヒレ』という作品。

飲み会で知り合った年上の女性を口説く若者の話で、若者の祖父のホラ話も面白いし、若者の爽やかさも素敵だ。

「最終的には、やらさせてください」なんてセリフ、人によってはムカつくと思うのだけど、この作品の主人公なら許せてしまう気がした。

坂木司の作品を読むのは2冊目で、この作品以外だと『和菓子のアン』しか読んだ事がないのだけれど、家族を描くのが上手い人だと思う。

家族がテーマになっている訳じゃなくても、登場人物の背景として温かい家庭が見えるような、そんな描き方をしているのだ。

また、機会があれば他の作品を読んでみたいな…と思う。

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白い木蓮の花の下で
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