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そして魚の骨を抜く。

夫と娘は魚より肉が好きだ。彼らの中にはタンパク質に対して明確な順位付けがある。2ちゃんねる風に表現するなら……

牛肉>>豚>>>鶏もも>>鶏胸>>>>越えられない壁>>魚

……って感じ。

魚を出しても食べるけれど正直うれしくないようだ。しかし家族の健康を考えつつ食事を作る私としては魚もしっかり食べて欲しい。

「魚が好きじゃない」と言っても全ての魚が嫌だと言う訳ではなく、お刺身やお寿司はむしろ好き。フライ(イワシでもアジでも)も歓迎。各種ソテー・ブリの照り焼きはまあまあ好き。野菜蒸し的なものは嫌いじゃない。

苦手になのは煮魚と焼き魚。どうやら「骨を避けて魚を食べる」事が苦痛で仕方がないらしい。

魚好きの私からすると「魚の骨が嫌だとかは甘え! 魚を綺麗に食べられる人って素敵じゃないの」と思うのだけど、私の価値観を彼らに押し付けてみたとろで、こればかりはどうしようもない。

修行僧のような顔で魚に挑む彼らを見ていると微妙な気持ちになってしまう。

しかし最近は「鯖フィレ」とか「鯵フィレ」とか言う骨のない切り身が売られている。試しに出してみたところ、骨がなければストレス無く食べられるらしい。

骨のない魚は、冷凍になっている事が多く、恐らく中国あたりで加工ているのだと思う。

中国の魚加工場で中国人のオバチャン達が、毛抜きを使って黙々と鯖だの鯵だのの骨を抜いているのだ。まぁ、色々と意見はあるだろうけれど、魚が好きじゃない人達にとって、骨のない魚はありがたい存在だ。

最近は冷凍技術が向上していて冷凍の魚もけっこう美味しいけれど、なんだかんだ言っても生の魚には勝てない気がする。

もちろん、これは私が利用しているスーパーの魚コーナーが比較的良いから…と言うところもあって、パッっとしないスーパーの魚よりも冷凍の魚の方が美味しい事もある。

「夫と娘が喜ぶなら、魚は切り身か冷凍の骨を抜いた魚だけでいいか」と思った時期もあったけれど、目の前に美味しい魚が売っているのに買わないないなんて無理過ぎる。

最近「骨の無い魚がいいなら、自分で作ればいいじゃない」と言う結論に達し、鯵や鯖を買ってきては魚加工場で働く中国人のオバチャンのように毛抜きで黙々と骨を抜いている。

魚の骨を抜く作業をするようになってから、夫と娘は以前より喜んで魚を食べるようになったし、食卓に魚を乗せる回数が格段に増えた。

しかしその反面。「やっぱ、甘やかせ過ぎでしょ。夫はともかく、これじゃあ娘はまともに魚が食べられない大人になってしまう」と言う危機感があるのも事実だ。

なので今後の計画としては、娘に「魚は美味しい」と言う刷り込みが出来たら、少しずつ魚の骨を増やしていって、最終的には魚を食べられる大人に育てたいと思っている。

私の戦いはまだはじまったばかり。そして魚の骨を抜く。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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