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寝ても覚めても。

先日、最近広島から引っ越してきたと人から「近くに広島カープの応援が出来るお店知らない?」と聞かれた。

私は結婚前から同じ市で暮らしているけれど、私の住んでいる市は大阪府と言っても田舎地方だ。自宅から歩いて山に登れるってあたりでお察し戴きたい。

住宅街がメインで中小企業の工場と田畑が少し。ショッピングセンターもあるにはあるけれど、大阪市内と較べると驚くほどショボい。

飲食店は少なめど、大人が楽しめるお店よりもファミリー向けのお店の方が繁盛している印象。

「残念だけど、そもそも飲食店少ないし、そう言うお店は知らないなぁ。調べたり聞いてたりして、どこかあったら伝えるね」と言ったものの、地元には「カープの応援が出来るお店」どころか、地元で人気の「阪神の応援が出来るお店」もないと思われる。

それだと、なんだか不人情な気がしたので、電車で行ける範囲にある「広島カープを応援出来るお店」を調べていくつか提案したところ「早速、明日予約したから行ってくるね」と喜んでもらえた。

それにしても。カープファンは熱い人が多いと聞いてはいたけど、本当に熱いんだなぁ…と感心させられた。

その人は大阪に引っ越してきてからカープを一緒応援出来る人がいなくて寂しかったらしい。喜んでもらえて私も嬉しかったけれど、速攻で予約して出掛けていくとは思わなかったのでビックリすると同時に、そこまで熱中出来る趣味がある事を羨ましく思った。

残念ながら私は現在、熱中出来る趣味を持っていないのだ。

読書は好きだけどもはや生活の一部になっている感じだし、漫画やアニメも同じスタンス。ゲームについてはあれほど楽しみにしていた『ドラゴンクエスト11』でさえ「なんだか楽しめないなぁ」と惰性でプレイする始末。

音楽や観劇の類は娘がもうちょっと手が離れるまで休止中。「寝ても覚めても」とまで思い詰める趣味がない今、彼女の熱中ぶりには嫉妬さえ感じた。

そう言えばお隣さんは数年前から韓流にハマっていて、1人でライブなんかも行くらしい。

彼女は物凄く厳しいご両親に育てられてアイドルとかそう言うところは触れないまま大人になったため「私。ライブのチケット初めて買ったの40歳過ぎてからなのよね~」とのこと。お隣さんは自分の人生で今が1番楽しいらしい。

何かに熱中している人を心底羨ましく思う。

「熱中出来る物が無いなんてお気の毒に」と思われてしまうかも知れないけれど、不幸かと言うとそうでもない。

むしろ人生で1番幸せな時だと感じていているくらいだ。穏やかな毎日がどれほど貴重なのかは充分理解しているものの「寝ても覚めても」な感覚が恋しいと思ってしまう自分がいる。

思えば数年前までは、ゲームとか夫と2人でお出掛けなんかも考えられなかった。

娘の手が離れて少しずつ出来る事が増えているのだから、心配せずとも時期が来たら「寝ても覚めても」な感覚が戻ってくるかも知れないな…と期待する反面「もしかしたら、このままゆるゆると老いていくんじゃなかろうか?」と言う焦りがあるのも事実だ。

とりあえず今は「私の情熱は時期が来たら必ず復活する」と信じて、その時が来るまで自分のなすべき勤めに励みたいと思う。

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白い木蓮の花の下で
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