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病院難民。

実家の母が病院難民になってしまった。

母は持病があり長年病院のお世話になっている。検査をしたり手術をしたりするのは市内の総合病院なのだけど、母の病気は毎日注射をする必要があり、注射は近くの医院にお願いしていた。

母はホームドクターとも言えるその医院まで足のリハビリがてら歩いて通っていたのだけれど、突然その医院が閉院する事になってしまったのだ。しかも「明日から閉めます」と言う唐突な閉院だった。

患者からすると突然放り出されてしまって茫然自失…って感じなのだけど、先生が倒れて入院してしまったらしい。

もともと年配の先生で、私も「どうか母よりも元気で長生きしてください」と常々思っていたので文句は言えない。むしろ「今までありがとうございました」と感謝しなければならないと思っている。

……とは言うものの、それならそれで転院する必要があるのだけれど、なかなか丁度良い病院が見当たらないのだ。

何しろ今回閉院することになって病院以外にもお年寄りの先生が1人で頑張っていたような「○○内科医院」みたいなところは、ここ数年で次々閉院してしまっている。

駅前には病院密集しているけれど、母は駅前まで行くのに乗り気ではない。

それなら「送迎付きの病院はどうだろう?」と探してみたものの「毎日、車に乗って移動するのは疲れるから無理」との事。そもそも車で送迎してしまうと母は家に篭もりきりになってしまうので、それはそれで微妙な感じではある。

どこかで妥協するしかないのだけれど、前途多難で頭を抱えている。

長年信頼してお任せしていた先生だったので、たぶん母には「他の先生に罹りたくない」と言う気持ちもあるのだと思う。

総合病院の先生なら担当医が次々変わっても平気だったのだけど、10年以上毎日顔を合わせていた先生が頼れなくなったと言うのは、流石に同情する。

一応、毎日通う事にはなっているけれど、少し間が開いたからって死ぬとかどうとか…って話ではないし、いきなりの閉院で母も動揺しているので、少しずつ話をすすめていこうと思っている。

私ならお世話になっている病院が閉院したところで「残念だけど他を探そう」となるのだけれど、お年寄りはそうもいかないようだ。

どう転んでも母が完全に満足する方法は無いだろうけれど「まあ、いいか」と言う妥協点が早く見つかるように、色々な方向から頑張ってみようと思う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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