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親より先に死なないで。

広島で中学3年生の子が進路指導ミスで自殺した事件のニュースを観ていた時に夫が「なんで親に言わなかったんやろ? 他に報道されていない問題があったんかな?」と疑問を漏らした。しかし私は「親に相談しない子っているよ。不思議がるような話じゃない」と答えた。

娘の話ばかり続いて恐縮だけど、昨日一昨日の日記に書いた登下校トラブル。娘は私に分かるように事情を説明してくれたけど、娘と一緒にいたお友達は親に何も報告していなかったのだ。

お友達の母親は私から連絡を受けて初めて事実を知った。娘のお友達は内気で大人しく口下手なタイプ。以前にも登下校でAに意地悪されて泣かされるような事が何度もあったのだけど、彼女は1度も親に相談していないのだ。

娘のお友達の親は厳しい人でもなければ、子どもに関心のないタイプの人でもない。

日頃から子どもに「何か困った事があったら、なんでもお母さんに話してね」と言っているそうなのだけど、それでも何も言わないとのこと。なので「娘さんからトラブルの話を聞いたら、是非教えてください」とお願いされている。

親の立場からすると「大事な事はちゃんと言いなさいよ。言わないと助けてあげられないのよ」と思うのだけど、そんなタイプの子って「言わない」のではなく「言えない」のだと思う。「物事を上手く説明するのが苦手な子」ってのは少なからずいる。

広島の中学生も親に相談していたら、こんな事にはならなかったと思う。

私が息子から相談を受けたら、学校に突撃して「息子が万引きした証拠を出せ」と詰め寄っている。もし学校が対応してくれなけれぱ、警察で補導記録を確認してもらうなり、教育委員会に突撃するなり、場合によっては弁護士を立てて「学校から無実の罪を着せられて息子の名誉を侵害された」と訴える。もし報道の通り単純な記録ミスなら、そこまでしなくても途中の段階で解決すると思う。

広島の中学生が親に相談しないまま自殺してしまったのは残念でならない。

子どもにとって学校って「世界のすべて」になってしまいがちだ。そして学校や、学校の友達関係でトラブルがあると「もう駄目だ…」思ってしまうのだろう。だけど親をはじめとする大人が問題に介入する事で、あっさり解決する問題も少なくないのだ。

娘には常々「学校で困った事があれば親に相談しない。親はあなたの味方だし、絶対になんとかして助けてあげるから」と言い聞かせている。

もっとも口酸っぱく言ってみたとろこで娘のお友達のように言わない場合もあるので、親としては「お願いだからイザって時には頼ってくれよ~」って気持ちで一杯だ。

子どもが大人になるって、当たり前の事のように思っていたけれど、親になって初めて、我が子を無事に成人させる事がいかに大変な事かと思い知らされた。

娘には無事に成人して家を出て行って欲しい。「それ以上は望まない」とまで殊勝な事を言うつもりは無いけれど、少なくとも親より先に死なないで欲しいと願わずにはいられない。

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白い木蓮の花の下で
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