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娼年 石田衣良 集英社

ある意味において面白い作品だった。しかし「ある意味において」というとこかポイントだったりする。

文章が特別素晴らしい訳でもなく、切れ味が良い訳でもなく「読みやすさ」にかけてはピカイチだが……という印象なのだが、それでも「ある意味において」強烈なものを感じたのである。

ひとことで言うなら「エロゲームを小説にしたみたい」な物語なのだ。

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娼年

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恋愛にも大学生活にも退屈し、うつろな毎日を過ごしていたリョウ、二十歳。

だが、バイト先のバーにあらわれた、会員制ボーイズクラブのオーナー・御堂静香から誘われ、とまどいながらも「娼夫」の仕事をはじめる。

やがてリョウは、さまざまな女性のなかにひそむ、欲望の不思議に魅せられていく……。いくつものベッドで過ごした、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。

アマゾンより引用

感想

主人公は大学に通う、なにかにつけて、ひねくれがちな青年。

そんな彼が、ひょんなことからコール・ボーイの世界に入り色々なタイプの女性とセックスを経験していくうちに彼の中で「あること」が、吹っ切れる……という筋書き。

1人、1人の女性に小さなエピソードがあることと言い途中でレベルアップ(コール・ボーイの格付けが上がる)がありレベルが上がる。レベルが上がるとできる行動が増えていく。

エンディングでは、ちょっぴり感動(?)の要素を取り入れてみたり…と気の利いたエロゲームなら、ありがちな作りになっていた。

エロゲームにしては、女性の年齢が高過ぎるのだが、それさえクリアできれば、そのままゲーム化できそうな作品だった。

エロゲーム好きな男性にでも読んでもらって感想を聞きたいくらいである。

「クオリティの高いエロゲーム」と「エロゲーム風の小説」の1つに軍配を上げるなら私は迷わず「クオリティの高いエロゲーム」の方に味方したいと思う。

小説で、あの世界を持ってくるのは面白いと思ったけれども音楽と映像があって、自らプレイできるゲームの方が断然面白いからである。

もっとも「クオリティの高いエロゲーム」には、めったに出会えないのだが。

この作品が好きで、かつエロゲームをしたことのない人が身近にいたら「騙されたと思ってプレイしてみて」とエロゲームを薦めたいと思うほどゲームじみた、ちょっと変わった1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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