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春夏秋冬ほしかったのはこんな味 土井家のおいしいもん 土井善晴 講談社

料理研究家、土井善晴の料理エッセイ。

料理研究家と名乗る人はたくさんいるけれど、私は土井善晴って人がけっこう好きだ。

男性なのだけど、優しいおばあちゃんみたいな語り口なので、なんかこう…素直に話が聞けてしまう。

どんな文章を書かれるのかと楽しみに読んだのだけど、テレビで話をしているそのままの感じで好感が持てた。

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春夏秋冬ほしかったのはこんな味 土井家のおいしいもん

カキフライは“加熱用”のカキで作る。おむすびは“あつあつのごはん”で作る。

「うまいもん」にはちゃんと理由があります。おいしい家のごはんには、人と自然が織りなす物語があります。

季節に沿ったおいしい食べ方、土井家のおいしいもんレシピ53点!

アマゾンより引用

感想

土井善晴の料理の基本は「良き昭和のお母さんの料理」なのだと思う。

難しい材料や手順は必要なくて、ただ基本に忠実で、春夏秋冬旬の食べ物を食べるって感じ。当たり前のことを当たり前に言っているだけなのだけど、そこがとても清々しい。

もしかしたら、この人は「お母さん」とか「おばあちぉん」が大好きだったんじゃないかなぁ…と思う。

土井善晴の料理には家族の食卓が透けて見えて面白い。

家庭でも実践出来そうな簡単で美味しそうな料理のレシピが書かれていて、とても勉強になった。

しかしながら、土井善晴のすべてに賛同は出来そうにない。

……と言うのも、彼が理想とする料理は、団塊の世代の人達が現役だった頃……豊かな日本がペースにある。

なので美味しく食べるには当たり前のこと……たとえば「出汁は天然の物を使う」とか「魚は新鮮な物を魚屋さんで買ってきて」とか「旬の採れたてたて野菜には余計な調味料はいらない」等、今の時代では贅沢でとても出来なかったりするのだ。

実際、私もお味噌汁のお出汁は煮干しをつかっているけれど、毎日の煮物には液体の出汁を利用している。

「箸が立つほど鰹節を入れた鍋でとった鰹だし」なんて、特別な時(おせち料理とか)にしか使えない。

食べることに特別なこだわりのあるお宅でもない限り、土井善晴の提唱する料理をすべて実践するのは不可能だ。

料理研究家の料理エッセイは自分ちのスタンスに合うとこだけを抽出して、ほどほどに実践するのが良いと思う。

それはそうとして上品な文章で気持ちの良いエッセイ本だった。

また別の作品も読んでみたいと思う。

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白い木蓮の花の下で
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