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京大中年 菅広文 幻冬舎

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ロザンが大好きな娘がやたらと推してくるので読んでみた。漫才コンビ、ロザン菅ちゃんの本を読むのはこれで2冊目。前回読んだ『京大少年』はかなり面白かったけれど『京大中年』も最高だった。

娘はロザンの菅ちゃんが大好きで、菅ちゃんの書いた『京大芸人式日本史』が無ければ今よりもっと日本史が嫌いだったと豪語する。

今回も娘に勧められて「じゃあ読んでみるか」くらいの気持ちで読んだけどエモくてたまらない1冊だった。

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京大中年

ザックリとこんな内容
  • ベストセラー『京大芸人』刊行から14年。46歳になった菅が過去の宇治原と過去の自分へ手紙を贈る。
  • 「好きな人との好きな仕事を続けていくには、何が必要か。どう生きるべきか」の本質を切々と綴る。

感想

『京大少年』を読んだ時の私の感想は「ちょっと、自分ら仲良し過ぎやな!」って感じだったのだけど『京大中年』は拍車が掛かっていた…と言うよりも、むしろ『京大中年』の方がロザンの本質なのだと思う。

正直、1冊の本としては大して良い出来ではないと思う。菅ちゃんは文章の上手い人なので、読みやすくて1時間半もあれば1冊読めてしまうような内容だと思う。なので読後「面白くなかった」って人もいると思うのだけど、私は最高に気に入った。

ひと言で言うと「エモい」…これに尽きる。

『京大中年』のコンセプトは作者の菅ちゃんが自分と宇治原にあてた手紙ってことだけど、これは手紙なんて生ぬるいものではない。菅ちゃんが宇治原に贈る熱烈なラブレター。読者はお金を払って他人のラブレターを読まされることになる。

娘と私は親子とは言うものの感性が真逆に出来ていて本の好みが全然違う。だけどロザン菅広文が書く京大シリーズに関しては、珍しく感想が一致している。

「恋人とか家族でもないのに、ここまで人を好きになれる…って凄いよね」と。

菅と宇治原の関係は「友情」なんて言うありきたりな表現では足りない。

私には高校時代から続く親友がいる。親友は独身で持病持ちなので、私達が老齢期に突入したら彼女の最後は見届けてから私が死にたい…くらいには思っているけど、菅が宇治原に抱く気持ちのような、宇治原が菅に抱くような気持ちには負ける。

菅と宇治原…エモい。エモ過ぎる。

菅の書いた本を全部読んでいる娘からすると「菅ちゃんの書いた本は全部、宇治原へのラブレターみたいなものだから」とのこと。

恋愛小説でもないのに久しぶりに胸がキュンキュンしてしまった。大変良い気持ちになれて満足している。

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