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幕末単身赴任 下級武士の食日記 青木直己 ちくま文庫

幕末の紀州藩士、酒井伴四郎という下級武士が記した日記を紹介した読み物。

専門書ではなく、新書らしい、とっつきの良い読み物になっていた。雑学的知識をゆるく楽しみたい時にはもってこいの1冊だと思う。

君主の参勤交代で江戸に出てきた伴四郎の江戸暮らしを書いた日記から、当時の食べ物や江戸の街について絵描が枯れている。

題名通り「食」をメインに解説されいた。

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幕末単身赴任 下級武士の食日記

ざっくりとた内容
  • 作品の馬体はは万延元(1860)年。
  • 書き手は江戸藩邸勤務を命じられた紀州和歌山藩の勤番侍・酒井伴四郎。
  • 江戸での単身赴任の日々をこと細かに記した日記。
  • 蕎麦、どじょうなどの定番江戸グルメのネタが多い。
  • 質素倹約を主とした長屋の食生活まで、几帳面な伴四郎の日記から当時の江戸の「食」を紙上再現
  • 新書版から文庫化することで、二度目の江戸滞在や日光出張、長州戦争従軍の様子を増補している。

感想

江戸時代に生きた、有名でもなんでもない人の日記を垣間見るだなんて、ちょっと不思議な気分。

円熟した江戸文化の中で、生活を楽しんでいる伴四郎に親しみを覚えてしまった。

それにしても当時の江戸ってのは、なかなか楽しい町だったようだ。

やはり「都会」ってのは、いつの時代も刺激的なものらしい。食文化ひとつにしても、お祭りや季節行事にしても「粋」な感じが素晴らしい。

江戸には参勤交代で出来た下級武士や、地方からやってきた人々のために、外食産業が発達していた…と言われているけれど、蕎麦や寿司といったものから牛肉を食べさせるお店まであって、食いしん坊にはたまらない。

また、伴四郎はマメで地味な男だったらしく単身赴任生活もマメに自炊をしていたようで、その描写がなんとも微笑ましくて良かった。いつの時代も「生活を楽しむ能力」のある人って、得だなぁ…と思う。

たまには、現代物の小説やエッセイ以外の読み物を読むのも悪くないと、改めて感じた1冊だった。

時代劇、時代小説が好きな方や、江戸風俗について興味のある方なら楽しく読める作品だと思う。

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白い木蓮の花の下で
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