今年のお正月明けに実母の入院&手術の話が出て約半年。ようやく手術をすることができた。
病名は卵巣嚢腫。悪性ではなく、腹腔鏡手術で済む簡単なもの…と聞いていたけれどコロナ禍と言うこともあって「緊急性の低い手術は先延ばしにする」との方針のもと、手術が決まってから半年もの間、2つの病院を行ったりきたりすることになった。
医療事情を考えると文句の言える筋合いではない…ってことは分かっていても、この半年間はずっとイライラし通しだった。
地域医療連携…ってことで、かかりつけ医と手術をしてもらう病院が違っていたのだけ、手術をする病院では「その検査って本当に必要なんですか?」としか思えない検査を次から次へと受けることになった。
- 経過観察と言う名の定期的な子宮のエコー&MRI。
- 心電図からの心臓内科受診。
- 血液検査からの肝臓専門医受診。
……などなど。
一応「手術の時に万が一のことが無いように」って話なのだけど、高齢になれば心機能が多少落ちるのは仕方のない話しだし、肝臓に至っては主治医で定期的に検査をしているにも関わらず「念のため」と何度も検査をして、診察することになった。
「念のため」をしつこく繰り返した結果「年齢にしては至ってお元気で手術に支障はありません」と診断された。
……うん。知ってた。ずっとかかりつけ医で経過観察していたもの。
昨今の日本は「医療従事者が足りない」「医師が激務で大変」と言われているけれど、本気で医療従事者の負担を減らす気があるんだろうか?
地域医療連携ってシステムは「やってる風」をアピールしているだけな気がしてならなかった。2つの病院で同じ検査をするとか本当に無駄過ぎる。
「この半年間、時間とお金と労力を費やして何やってたんだろう?」と徒労感が凄い。ちなみに。実母の手術は問題なく終わって手術から4日後に退院した。経過も順調で何の問題もない。
それにしても。この半年の拘束からの開放感たるや!
「なんだかんだ言いながら無事に済んだのだから良かったじゃないの?」って話だけど、良くないことがあった…ってことも記録しておきたい。
実母送迎時に実家の車を電柱にこすって、修理費に24万円かかった。
車の運転をミスった私が悪い…と言えばそうなのだけど、この通院期間は実母の我がままっぷり、無茶振りもなかなか極まっていて車をこすった時は実母と言い合いをしていてイライラMAXだったのだ。
人身事故でなかったことをラッキーだったと思うべきなのだろうけど、やっぱりちょっとモヤモヤしてしまう。
だけど、それも全て終わったことだ。「修理費は馬車馬のように働いて補填すればいいんだ」と気を取り直して生きていきたい。