読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

カップ麺事件。

記事内に広告が含まれています。

今日は実母に関する愚痴を少し。

私達家族は実家の近くで暮らしている。いわゆる「スープの冷めない距離」ってヤツだ。夫と結婚した時は色々な意味において私が一家の大黒柱的存在だったので実家を離れる事が出来なかった。

幸い、夫は「じゃあ、実家の側に住もうよ」と言ってくれたので結婚する事が出来たけど、そうでなければ一生独身だったと思うし、夫には心から感謝している。

実母は現在70歳。しかし世間一般の70歳の人からすると心身共プラス10歳以上は老けている。

持病があるから…と言うところもあるのだけれど、それ以上に依存心が強くメンタル的なところが駄目なのが原因だと思う。

何しろ実母は40代で主婦業から引退して30年間ご隠居さん。シャキッっとしろと言っても無理な話だ。

そんな訳で実母は1年中病気をしたり病院のお世話になっているのだけれど、先日「風邪ひいて調子悪いので神経科の診察は休む」と電話がかかってきた。

聞くと「熱はないけど、しんどくてたまらない。下痢をしていて食欲もない」と言う。きっとロクな物を食べていないのだろうと「何か食べたいものある? なんか持って行こうか?」と聞いたところ「何もない。思いつかない」と母。

お昼前に私が適当に考えて、カレイの煮つけだの、レトルトのおかゆだの、温めて食べる柔らかめのお豆腐などを持って実家に行った。

ところが…実母は居間でカップ麺をすすっていた。下痢をしている食欲のない人がカップ麺とか!

元々実母は偏食が激しく60歳を過ぎた頃から自分の気に入ったものしか食べなくなっていた。実母の偏食については実母と同居している弟も気にしていて、しょっちゅう喧嘩になっていたのだけれど、まさか下痢をしている時にカップ麺を食べるだなんて思いもしかった。

下痢をした時は消化のの良い物を食べなければいけない…って事くらい、実母にだって分かっているはずなのだ。だけど我慢が出来ないし「病気を治そう」と言う努力が出来ないのだと思う。

とりあえず「下痢してるならカップ麺なんか食べちゃ駄目」と言ってきたし「これから気をつける」とは言ってくれたものの、改める気なんて1ミリもないと思われる。

腹が立つとか怒るとか以前に脱力してしまった。実母には何を言っても、何をやっても駄目な気がする。

外に出ない分、他人に迷惑をかけないでいてくれるだけ良しと考えるべきなのかも知れない。年を取ると誰でも多かれ少なかれ我侭になるとは言うけれど、他所のお宅の高齢者もこんな感じなんだろうか?

他人と較べてたからってどうになるものでもないけれど、世の中の人達は老いた親とどんな風に付き合っているのだろう?

残念ながら私の力で実母をどうにかするのは無理そうなので、愚痴をこぼしつつ適当に受け流していこうと思う。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
日記
スポンサーリンク