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中3娘。修学旅行へ行く。

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中3娘が修学旅行から無事に帰宅してくれてホッとした。

娘の修学旅行先は沖縄県。毎年、平和学習を兼ねて沖縄県に出掛けるのだけど、コロナの影響で2年間は中止だったり別の場所に延期されていた。

私は本音を言うと「いやいや。わざわざ飛行機に乗って出掛けなくても近場で良いのでは? 何なら日帰りでUSJとかでも文句言わないですよ」くらいに思ったいた。

……と言うものの、私の住む市では修学旅行がキッカケのクラスタがチラホラ発生しているのだ。コロナの新規感染は少なくなっているとは言うものの、いまだに出ちゃうと厄介なことになるのは変わっていない。

この時節なので修学旅行に行けるだけでもありがたい…って事は理解していし「うちは行きません」って言うほどの強い意志がある訳でもないので、娘を送り出すしかなかった。

ただコロナ以外にも心配な要素もあった。

娘は修学旅行の部屋割をする時、苦手な子が2人も同室になってしまったと言ってベコベコに凹んでいたのだ。1人は支援学級に通級していて、どう対応して良いのか分からないタイプの子。もう1人は通級こそしていないものの発達障害で「空気が読めない」タイプで色々問題を起こしがちな子。

私自身、障害児を支援する仕事をしているで、こう言うことを書きたくはないのだけれど公立の学校にはいまだ確実に「お世話係」的なポジションが存在する。私かつて「お世話係」だった事があるけれど、実のところ私はまったく苦にならないタイプだった。しかし娘は私と違って「どうしたらいいのか分からない」と苦にするタイプ。

……実際、障害を持った人と接するのは想像以上に難しい。

そして大抵の場合、そういう難しい子の対応は「真面目な子」か「優等生」か「大人しい子」に押し付けられることになる。娘は真面目な優等生タイプなので、押し付けられる側になってしまったのだった。

押し付ける側です

押し付ける側ですbyボンポルド

押し付ける側は平気だろうけど押し付けられる側はたまったものではない。

だけど幸いにも娘と同室のもう1人の友人が「別にいいんじゃないの?」とアッケラカンとしたタイプだったので、娘は嫌々ながらも頑張る気になってくれていた。

多少の不安要素を持って送り出した修学旅行だったけれど、帰宅した娘は「めちゃくちゃ楽しかった」ニコニコだった。

沖縄県は梅雨に突入していたので「海に入るのは無理だろうね」と言っていたのだけど、海でマリンスポーツ体験の日は奇跡的に曇りでバナナボートに乗ったり砂浜で遊んだりしたとのこと。

同室の子は面倒だったそうだけど「どうにかなった」そうで、特に文句は言っていなかった。

そして「自分用のお土産に買った」と言う学業成就のペンダントを見せてくれた。星の砂等が入った青いペンダントなのだけど、大人目線で見ると「それ…どう見てもボッタクリ価格」っ感じの逸品だった。だけどそう言う謎なお土産を買って後で色々思うところも含めて修学旅行の楽しさなのだと思う。

「帰りのバスでは疲れていたからみんな寝るかと思ってたけど、テンション高くてずっと喋りまくっていた」と言うくらいだから、よほど楽しかったのだと思う。

コロナの事や部屋割りの事など心配しながら送り出したけれど、結果的にはどちらも問題がなかったようで心底ホッとした。

帰宅してご飯を食べながら娘が言った言葉が印象的だった。

「人と喋りながらご飯食べられるの嬉しいわ。修学旅行中はずっと黙食で少しでも喋ろうものなら前で監視してる先生がマイクで注意されたんだよね」

引率の先生方の大変さたるや! そこまでしてでも「子ども達を修学旅行に連れて行きたい」と動いてくれたことに感謝を捧げたい。

このままコロナが落ち着いて、来年以降に修学旅行を体験する子ども達は今よりも自由な状況で修学旅行を楽しめたら良いのになぁ。そして娘が修学旅行を楽しんきてくれた事が何より嬉しくありがたく思った。

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