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田村はまだか 朝倉かすみ 光文社

小学校時代の同窓会の三次会の席で「田村」を待ちながら、かつて小学生達だった大人達の人生を短編連作の形で繋いでいく物語。

私とは少し世代がズレるのだけど、それでも似たりよったりの年代なので、登場人物達に親近感を持って読むことが出来た。

アラフォー世代なら、甘酸っぱい気持ちで楽しむことが出来るのではないかと思う。

ものすごく心に響く……と言うほどでも無いのだけれど、1つ1つが「ちょっと良い話」で無難に面白かった。

小説よりもむしろ芸達者な役者さんを起用してドラマとして観てみたい気がした。

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田村はまだか

深夜のバー。小学校のクラス会三次会。男女五人が、大雪で列車が遅れてクラス会に間に合わなかった同級生「田村」を待つ。

各人の脳裏に浮かぶのは、過去に触れ合った印象深き人物たちのこと。それにつけても田村はまだか。

来いよ、田村。そしてラストには怒涛の感動が待ち受ける。

アマゾンより引用

感想

連作短編の中で個人的には、そこそこ社会的地位があり、一見すると童貞とは見えない男と隣家の娘さんとの話が面白かった。

チェックしていたブログの主が実は隣の娘さんで……と言うところから話が始まるのだけど、ネットで遊ぶのが好きな人なら、ちょっとくらい「ハッ」っとするところがあるんじゃないかと思う。

ネットの世界と現実との均衡が崩れる時のドキドキ感がとても良く出ていたと思う。

何人もいる主役達の中で私は40歳童貞の坪田君が一番自分に近い気がした。そしてかつての自分を思い出さずにはいられなかった。

全体的な話としては「ちょっと良い話過ぎるかなぁ」という感じ。

読後感は悪くないのだけれど、毒が無さ過ぎて物足りないよう思った。

人間、40年も生きていたら、そうそう善人ではいられないだろうに。まぁ、でもそこは敢えて善人で固めてみたのかも知れないのだけど。

実はあまり期待していなかったので、私は思っていた以上に楽しむことが出来た。

前評判が高かったらしいけれど、期待して読むとちょっとガッカリするかも知れない。

朝倉かすみの作品を読むはの初めてなのだけど、それなりに楽しむことが出来たので、他の作品も読んでみようと思った。

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白い木蓮の花の下で
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