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タイム屋文庫 朝倉かすみ マガジンハウス

図書館の新刊本コーナーでみかけて、なんとなく手に取ってみた1冊。

装丁がちょっと気に入ったので読んでみようと思ったのだけど、失敗だった。私には受け付けられないタイプの作品だった。

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タイム屋文庫

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三十一歳で会社を辞めた柊子は、初恋相手を待つために、亡き祖母の家で時間旅行の本を扱う貸本屋を開く。

近くのレストランの店長にコーヒーの淹れ方を習い、喫茶も提供して。店内には雑音混じりの定番曲が流れ、訪れた客はソファで居眠りをし、自分の未来を暗示する夢を見るという―。

柊子の初恋の人は店に現れるのか。

アマゾンより引用

感想

主人公は30代の女性。

不倫を精算して仕事を辞め、祖母の残した古家で貸本屋「タイム屋文庫」をはじめて、そこで知り合った人達に触れることで傷ついた心が癒され、立ち直っていく…という筋書き。

普通に良い話…と言えばそうなのだけど、最近の若い女性作家さんの書く作品って、どれもこれも似たような雰囲気でウンザリしてしまう。どんぐりの背比べと言うか、なんというか。

傷ついた30代独身女性を出せばいいってもんじゃないだろ!

……と、このテの作品を読むといつも思ってしまうのだ。

しかも、彼女達はたいてい300ページもたたないうちに安易に癒されてしまう。「そんな上手いこと話がすすんだら苦労しないよ」と突っ込みを入れずにはいられない。

なんと言ったら良いのだろうか。私自身、ついこの間まで30代独身女性だったので、書こうとする意図が分からない訳ではない。

しかし私が「似たり寄ったり」と思うような作品は立ち直っていく過程が安直過ぎるし、主人公が「傷ついている」という理由もいまいち説得力に欠けるのだ。

「ごっこ遊び」を見せられているような、嘘臭さがたまらない。

最近、本のアタリが悪くて読書欲が低下気味。

「日本に面白い新人作家はいないの?」と哀しくなってしまう。活字離れが面白い作品が世に出るチャンスを削いでしまっているのか、それとも出版関係者のやりかたが悪いのか。

読み手にはその辺の理由は分からないけれど「ガッツリと読み応えのある作品が読みたい」と欲求不満気味の今日この頃。

そんなこんなで、読後に欲求不満だけが残ってしまった。求む。読み応えのある作品。

切実に願わずにはいられない。

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