今年度末で町内会を辞めることにした。
私。どちらかと言うと穏健派なので町内会もPTAも役員をしなければならないなら大人しく受け入れるし、やることはやるタイプ。
面倒くさいことが苦手なので「ぶっつぶせ」とか思ってないし、色々不満があったとしてもそこは飲み込んでいくつもりだったけど、町内会については「もう無理」って思ったので辞めることにした。
町内会にしてもPTAにしても地域差があって「活動が大変過ぎる」ってってところもあれば「そこまで大変じゃないですけど?」みたいなところもある。私の住んでいる地域のPTAと町内会はどちらかと言うと仕事が多いタイプ。町内会は特にそう。
……とは言うものの、私は過去に町内会の副会長と会計を引き受けている。お隣の奥様など会長を引き受けている。要するに「町内会は子育て世帯の人間がやるべき」って言う暗黙のルールが出来ていた。
町内会の役員決めのルールはガバガバで名前の重い役員の仕事は大変だし拘束時間も長い。
ここ数年は何度となく改革を提案してみたけれど、団塊世代の男性陣に「役員なんて誰でもできる。仕事も簡単」みたいな意見が多くて改革には至らなかった。団塊世代は人数が多いので多数決を取ると、どうにもならない。
……で。実のところ改革が通らないのは仕方ないと思っていたのだけど、私にはどうしもて納得のいかないことがあった。
私が会計をしていた頃、町内会はお金持ちでゆっく運営できていたのに、現在は赤字運営になっている…ってこと。原因は増え過ぎた老人会への寄付と敬老お祝い金。ちなみに恩恵を受けている老人達は「高齢だから役員は出来ません」と仕事はまったく手伝わない。
「赤字なのに、複数の老人会へ多額の寄付をするどうなのよ?」って話。老人会への寄付と敬老お祝い金の中止の提案も当然のように通らなかった。
私が会計とか副会長した時は地域の防犯灯を一斉にLEDに替え、公園の掃除をシルバーさんにお願いする制度を整えたけど、それでも黒字で貯金が出来るほどだった。それなのに、赤字運営になっても老人への投資を辞めないとか、どういう了見だよ?
- 老人のために寄付よろしく
- 仕事は無理なので若手でよろしく
……ってことで、たいそうムカついたので、今年度限りで町内会を辞めることにした。
実のところ再来年はまた、私の班から会長を出さなければいけない年なのだけど「たぶん次は間違いなく会長やらされるな」って予感もあって、押し付けられる前に辞めたかった…ってところもある。
町内会の必要性は感じているし娘が地域でお世話になっている以上、自分も地域に貢献するべきだとは思っている。だけど老人達の我がままがあまりにも酷過ぎて、とてもじゃないけど付き合いきれない。
我が家が町内会を抜けるにあたって、若い世帯で「町内会辞めるなんてズルい。だったら私も辞める」って世帯が続々と出てくるかな…って思っていたけど、意外とそうでもなかった。
たぶん、みなさん「私は絶対に会長やらない」って思っいるから危機感がないのだと思う。
再来年の役員決めの時は壮絶にモメることが予想されるけど、もう知らない。残ったみなさんの健闘を祈るばかりだ。