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スカーレット・オハラが幸せな結婚を出来なかった理由。

先日、母の友人が亡くなったことを知った。

昔住んでいた家のご近所さんで、家族ぐるみのお付き合いをしていて、私のことを可愛がってくれた人だった。年齢的に仕方がないようなお年の方なのだけど、母より年下だし、健康にも気を使うタイプの人だったので漠然と「母より長生きするだろう」思っていたので、ちょっとショックだ。

家族ぐるみのお付き合いをしていた…ってことで、その人は実家の状況をよく知っていた。父が飲んだくれだったことも、母がまったく家事をしなかったことも、私が小学生の頃から主婦のように家事をしていたことも知っていて、何かにつけて私のことを気遣ってくれていた。

その人からはたくさん励ましの言葉をもらったけれど、今でも忘れられない言葉がある。

白蓮ちゃん。あんたの親はロクでもないし、あんたは苦労させられてるけど、結婚したら絶対に幸せになるよ。

風と共に去りぬのスカーレット・オハラはどうして幸せな結婚が出来なかったか分かる?

スカーレット・オハラは幸せな家庭に育って、地元が大好きはだったでしょ? 最後の最後まで「タラに帰りたい」って言ってたでしょ? 幸せ過ぎる幼少期を過ごした女は結婚して女は幸せになれないんだよ。幸せだった時代を振り返り過ぎるからね。

白蓮ちゃんは結婚してもロクな実家がないから、きっと実家に帰りたいとは思わない。そういう女は結婚したら幸せになれからね。白蓮ちやんは結婚したら絶対に幸せになるよ。

……なんだか無茶苦茶な言い分だと思ったけど、心のどこかに「そうかも知れないな」って感じるところがあった。そして、私はその人が宣言した通りに幸せな結婚生活を送っている。

その人は私にとって「近所のおばちゃん」でしかなかったし、その人にとって私は「近所の子」くらいの存在だったと思うのだけど「白蓮ちゃんは結婚したら絶対になるよ」と言う言葉は私にとって大きな支えになっていた。

ちなみに。その人は家庭円満で夫婦仲も良く、私より2つ下の娘さんは結婚して幸せな家庭を築いていて、夫の実家とも自分の実家とも良い関係を築いている。その人の提唱した「幸せ過ぎる幼少期を過ごした女は結婚して女は幸せになれない」と言う節は間違ってた…ってことだ。幸せ過ぎる幼少期を過ごして、幸せな結婚生活を送っている人だって沢山いる。

今にして思えば、あれは私を励ましてくれるための例え話だった…ってことが理解できる。そして今でも「あの言葉はありがたかったな」と感謝している。

「おばちゃん、あの時はありがとう」って伝えられなかったことを残念に思う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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