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中1娘、子宮頸がんワクチンを受ける。

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先日、娘が子宮頸がんの予防接種の1回目を受けた。

子宮頸がんは日本で年間約1万人が罹患し、約2,800人が死亡している病気で子宮頸がん予防ワクチンは、子宮頸がん全体の50~70%の原因とされる2種類のヒトパピローマウイルス(16型と18型)などに持続感染等の予防効果があるとされている。

子宮頸がんワクチンは現在、厚生労働省からは積極的に推奨されてはいないものの、定期接種として認められている。要するにほとんどの日本人が当たり前に受ける三種混合ワクチン等の予防接種の仲間扱い。

ただ、子宮頸がんワクチンは他の定期接種のワクチンとは事情が違っていて「推奨されていない」ってことで、現在日本での摂取率は1パーセント程度とのこと。

子宮頸がんワクチンの接種については、色々な意見があるけれど、私個人は「やった方が良い」と思っている派。娘とも相談した上で、娘は接種することになった。

「子宮頸がんワクチンを接種しよう」と思い立ったものの、そもそも市内で子宮頸がんワクチンを実施している病院が少ないことな驚いた。他の定期接種は実施しているのに、子宮頸がんワクチンだけ実施していない病院が多くて、結局診察してもらったことのない「はじめまして」の病院で受けることに。

私自身は病院に行く前にネット等で散々、説明を読んできたのだけど、病院でも説明を受け、パンフレットを熟読するように指示を受けた。

予防接種自体は難なく終わったものの「じゃあ、待ち時間にこれも読んでください」と渡された読み物を読んでいるうちに、娘は気分が悪くなってしまい、処置室のベッドで休むことになってしまった。

子宮頸がんワクチンの副作用…と言うよりも、説明書の文章に気持ちがやられてしまったのだと思う。説明書には思春期の女の子が読んだら不安になることばかりが羅列していて、良いことほとんど書かれていないのだ。

予防接種をしてくれた先生や看護師さんが心配してくれたので「たぶんパンフレットを読んで気持ち的にやられてしまったのだと思います」と言うと「ごめんねぇ。絶対に説明しなきゃいけないことになっているので仕方ないんだけど、こんな書き方してたら不安になるよねぇ」と言っておられた。

実際、娘はしばらくすると元気になったし、これと言って問題は出ていない。

実際に娘が子宮頸がんワクチンを接種してみて感じたのは「このままだと日本で子宮頸がんワクチンが広まるのは無理だろうな」ってこと。

「子宮頸がんワクチンを接種しなくても検診受けてればOK」みたいな考え方もあるけれど「妊娠中にがんが見つかって子どもを諦めた」とか「命は助かったけど妊娠できない身体になった」みたいな話を聞くと、最初から罹らないに越したことはないと思ってしまう。

……などと、書いている私自身、娘が中1になったらすぐに子宮頸がんワクチンの申し込みをしようと思っていたのに、コロナ騒動で今まですっかり忘れていた。たぶん私と似たような人も多いと思うし、娘の世代はより一層子宮頸がんワクチンを受ける女性が少なくなるような気がする。

ワクチン接種については子宮頸がんワクチンに限らず、インフルエンザでさえ「そんなもの必要ない」と考える人がいるだけに「考え方は人それぞれですよね」ってところなのだけど、子宮頸がんワクチンを実施している先進諸国で子宮頸がんで亡くなる人が現象していくなかで日本だけが子宮頸がんで亡くなる人が増えていると言う事実はもどかしく思わずにはいられない。(あくまでも私個人の見解です)

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