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ロンバルディア遠景 諏訪哲史 講談社

感想を書くのがものすごく難しい作品。

「頑張って文学っぽい作品を書きたいのです」とい意気込みは強く伝わってきた。

だが支離滅裂で訳が分からなかったし、その支離滅裂っぷりはちっとも面白いと思えなかった。

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ロンバルディア遠景

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ザックリとこんな内容
  • 登場人物は詩誌の編集者と美形の少年詩人。
  • 2人は互いに奇妙な愛憎を抱きながらも、次第に打ち解け合っていく
  • 少年詩人は「世界の果て」を求めて、単身イタリアへ。しかし彼は一通の手紙を最後に消息を絶ってしまう。

感想

登場人物は詩誌の編集者と美形の少年詩人。2人の関係は三島由紀夫『金色』を彷彿とさせる同性愛的なもの。

少年が送ってくる詩と散文と手紙を掘り下げることで作品が書かれているのだけど、どうにもその内容がいただいけない。

もともと私は「詩」というものを理解していないから、余計にそう思うのかも知れないけれど、自己満足の塊のような文章でどうにも辟易してしまった。

イタリアへ渡った少年が僧院で経験したエロティックな体験の描写は圧倒させられたけれど「気持ち悪い」と言ってしまえばそれまでのことで、人によっては吐き気を催すほど嫌な文章だと思う。

私は面白いと思って読んだけけれど、だからと言ってエロ以上の突き抜けた物を感じることは無かった。

面白く無かったし、上滑りだと思うけれど「この作品は最低だ」と切り捨ててしまうには惜しい気がしてならない。

何故なら最近出版されている日本の小説は、とにかく読みやすい物が多くて「文学」という怪物にガッツリ取り組んでいる物が少なくなっている。

書店に行って口当たりの良いスイーツな読み物を探すのは簡単だけど、頭を抱えてしまうような作品を探すのは難しい。

この作品が文学として耐え得る物だとは思えないけれど、それでも目指すところを思えば今後の作品に期待したいように思う。

人にオススメもしたくないし、次回作を絶対読むとは言い難いけれど、ちょっと覚えておきたい作家さんだと思った。

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白い木蓮の花の下で
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