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大統領のクリスマスツリー 鷺沢萠 講談社文庫

とても良く出来た恋愛小説だと思った。一言で言えば「上手い」っ手感じ。

まるで映画を観ているようだった。ビジュアル的にも美しかったし、登場人物にも好感がもてた。

おおおむね、文句のつけどころはなかったのだが、しかし私にはハマれなかった。やはり恋愛小説は性に合わないのかも知れない。

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大統領のクリスマスツリー

これがね、大統領のクリスマス・ツリー。治貴(はるき)の言葉は香子(きょうこ)の耳の奥に今でも残っている。ワシントンで出会い、そこで一緒に暮らし始めた二人。

アメリカ人でも難関の司法試験にパスし弁護士事務所でホープとなった治貴。二人の夢は次々と現実となっていく。だが、そんな幸福も束の間……。感涙のラストシーン!

アマゾンより引用

感想

ハマれなかった理由を考えてみたらば、2点ばかり「これは」というものを見つけた。

主人公に「ちいさな子供」がいたということ。私は恋愛小説に子供が登場すると、理屈抜きで萎えてしまうようだ。

子供といっても、そこそこ年齢の子供なら、いてもいなくても支障はない。

しかし、これから親が育てていかなければいけないような年齢の子供が登場すると「おいおい。そんなこと言ってる場合かよ。子育て頑張れよ」なんてツッコミを入れてしまいたくなるのだ。

その辺の問題も上手く消化して書いてくれていれば問題はないのだが、恋愛小説に幼子が登場する場合「愛らしいオプション」としての使われかたしかしないことの方が多いのだ。

この作品は、まさにその典型。私は独身だけど、子育てって、そんな簡単なもんぢゃないだろう……と思ってしまうのだ。

それと、もう1点。主人公の恋愛は、とても美しかったし、しかも主人公を成長させるような素晴らしい恋愛だったけれど「感情のうねり」があまり感じられなかったのが物足りなかったのだと思う。

こういうサッパリした感じを「お洒落」って言うんだろうかなぁ。

私にはとても理解できそうもないし、ついていけない。そんなに簡単に感情を整理できるものなのだろうか? 主人公に限らず、登場人物達の聞き分けの良さに、胡散臭さを感じてしまった。

屁理屈っぽい揚げ足取りを書いてしまったけれど、この類の作品は理屈で読むのではなくて、気持ちで読むものなのだと思う。

あまり意地悪なことを考えずに「あぁ、いいお話だなぁ」って読むのが正しいような気がする。

こういう物語を素直に楽しめないというのは心がすさんでいるような気がするなぁ……なんてことを思った作品だった。

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白い木蓮の花の下で
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