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蟋蟀 栗田有起 筑摩書房

栗田有起作者はいったいどこへ行こうとしているのだろう?

不思議系の話を書く人って、油が乗ってくると暴走して意味不明の物語を書いてしまうことがあるのだけど、この短編集はまさにそんな感じだった。意味不明の複合体……って感じ。

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蟋蟀

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魅力が暴走している!?

生き物をテーマにした10の物語集。手を握ったひとの未来が見える占い師の身に起こったこととは?(サラブレッド)

優秀でかわいい秘書は、研究室に大きな水槽を持ち込んだ(あほろーとる)。

夫の出世で住むことになった社宅には不思議なサークル活動が(猫語教室)。

などなど、面白さてんこ盛りの栗田有起ワールド。

アマゾンより引用

感想

どの作品も「不思議ちゃん」が登場したり、あるいは「不思議設定」であるものの、どの作品もそれぞれちゃんとしたストーリーにはなっている。

だが、どの作品も切りっぱなしになっていて「起承転結」の「結」の部分が見当たらないのだ。いうなれば「いまの話のオチってどこ?」と聞きたくなるような。

もちろん、あえてオチを作らないというスタイルもあるとは思うのだけど、どれもこれもオチが無いとなると、はぐらかされたような印象が残ってしまう。

どの作品も「生き物」にからんだ題名がついている。

『サラブレット』とか『アホロートル』とか。

ちなみに、アホロートルとは、昔CMで流行ったウーパールーパーのこと。

1つの縛りがあって成り立つ短編集というのは面白いと思うのだけど、いまいち体をなしていない気がした。

ただ「オチが無い」という試みも面白いとは思うし「生き物にからんだ題名ばかりの短編集」というのも悪くないとは思う。

試作品としては評価したいけれど、完成品としてみると未熟だと思う。ネットネットでの評判をみると高評価が多いので期待していただけに残念でならない。

「訳の分からない作品を書く人」と切って捨ててしまえない何かを持った作家さんだと思うけれど、方向性をあやまると異次元の人になってしまいそうな予感もある。

とりあえず次回作に期待したいと思った1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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