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純文学

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怪訝山 小池昌代 講談社

表題作他2編収録。『怪訝山』、とても面白かった。気持ち悪い話だったけれど、すごく面白かった。久しぶりに「誰かと感想を語り...

ことば汁 小池昌代 中央公論新社

小池昌代作品5冊目。今回も短編集。やっぱり、この人はいい。私の肌にしっくり馴染む人だ。なんと言ったらいいのだろうなぁ。「...

ルーガ 小池昌代 角川書店

小池昌代の作品は女性にこそ読んで欲しいと思う。なにげに汚らしい表現で恐縮なのだけど「女汁したたる」感じがする。表題作を含...

裁縫師 小池昌代 角川書店

エロティックな香りの漂う不思議な話を集めた短編集。最盛期の小川洋子と河野多惠子を足して2で割ったような作風。小川洋子では...

タタド 小池昌代 新潮社

小池昌代の感性、すごくいい……と言うか、私の感性にピッタリと沿って気持ちがいいような恐いような。読んでいて空恐ろしいもの...

感光生活 小池昌代 筑摩書房

『感光生活』は15作からなる短編集。作者の小池昌代は私にとって初挑戦の作家さんだ。詩人で翻訳家とのこと。小池昌代がこの短...

アブラクサスの祭 玄侑宗久 新潮社

ヤバイよ。玄侑宗久の作品はヤバ過ぎる。読んでいると、うっかり自殺したくなってしまう。ちなみに私は身内に自殺者がいるので、...

中陰の花 玄侑宗久 文藝春秋

禅宗の僧侶である主人公と妻。そして拝み屋の婆さまを軸にした物語。題名になっている「中陰」とは、この世とあの世の中間地点の...

聖地Cs 木村友祐 新潮社

東日本大震災による原発事故で「居住制限区域」に指定されていた地域で飼われていた牛達を集めて、被災した牛を活かそうとする牧...

少年の日に 木下順一 河出書房新社

なにやら、すかした言い方で気恥ずかしいのが、毎日のように何某かの本を読んでいると「出会うべくして出会う本」に行き当たるこ...

湯灌師 木下順一 新潮社

またしても題名だけで手にとってしまった作品だった。『湯灌師』とは、なんて直球勝負なんだろう。宮崎アニメのテーマソングの歌...

青桐 木崎さと子 文春文庫

幼い頃、顔に負った火傷の痕のために引篭もりがちで暮らしてきた主人公と、乳癌の治療を拒み、故郷で死を受容しようとする叔母の...

乙女の港 川端康成 実業之日本社

「川端康成が書いた幻の少女小説」って触れ込みだったので、ガッツリと喰いついてしまったりのだけど、実はこの作品。作者は川端...

天授の子 川端康成 新潮文庫

私の中にある川端康成は「気骨のある文学者」で、ちょっと取っつきにくいようなイメージがあった。川端康成は『伊豆の踊り子』の...

乳と卵 川上未映子 文藝春秋

2008年度芥川賞受賞作。豊胸手術をしようとしているバツイチの女性と、思春期真っ盛りの娘の物語。どうして、この作品が芥川...

ざらざら 川上弘美 マガジンハウス

『ざらざら』は働く独身女性の恋を描いた短編集。川上弘美が女性受けする理由の全てが詰まっていると言っても過言ではないという...

ゆっくりさよならをとなえる 川上弘美 新潮社

私は川上弘美の文章とは相性が悪いらしく、どれを読んでもイマイチ心に食い込んでこない。エッセイならばどうだろうと思って、手...

センセイの鞄 川上弘美 平凡社

『センセイの鞄』は売れることを見越して作られた作品だなぁ~というのが、正直な印象。むろん、私は「売れる本」が嫌いな訳では...

AMEBIC 金原ひとみ 集英社

キツイ…キツ過ぎる。30代で読むには、あまりにも小っ恥ずかしい作品だ。ヒロインは摂食障害を患う小説家。私小説だとは思わな...

蛇にピアス 金原ひとみ 文藝春秋

想像していたより面白かったけれど心に残るかと問われれば「そうでもない」という印象。題名の『蛇にピアス』とは、その言葉通り...

軽いめまい 金井美恵子 講談社

上手いと思うのだけど、イマイチ好きになれなかった。子供が2人いて、夫もそこそこ真面目で優しくてお洒落なマンションで暮らし...
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