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乳と卵 川上未映子 文藝春秋

2008年度芥川賞受賞作。豊胸手術をしようとしているバツイチの女性と、思春期真っ盛りの娘の物語。

どうして、この作品が芥川賞なのだろう? 近年の芥川賞受賞作は毎度「これって…」と思わされるのだけど、今回は特に強くそれを感じた。

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乳と卵

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初潮を迎える直前で無言を通す娘と、豊胸手術を受けようと上京してきた母親、そしてその妹である「わたし」が三ノ輪のアパートで過ごす三日間の物語。

三人の登場人物の身体観と哲学的テーマが鮮やかに交錯し、魅惑を放つ!

アマゾンより引用

感想

テーマにしろ、その方法にしろ、ものすごく古臭く感じてしまった。

「女性にとって乳房とは何か?」とか「初潮を迎える頃の少女の葛藤」なんてテーマは、すでに書きつ尽くされていると言っても過言では無いと思う。

と、同時に小説の…あるいは人間にとって、悩まずにはいられない永遠のテーマではあるのだけど、新人作家さんが敢えてそこに切り込んでいこうとするならば、もっと斬新であって欲しいと思う。

「古臭い」印象を抜きにして感想を書くとすれば「私の好みではなかった」と言うのが正直なところ。

作品全体のねっとりとした陰気さが最後まで好きになれなかったし、豊胸手術をしようとしている女性の感性にはついていけなかった。

そして、思春期の少女にありがちな理屈を繰りだしてくる少女には「まぁ、そういう時期ってあるよね…」と苦笑させられたところはあるけれど、それ以上の面白さは何一つ感じなかった。

哲学的(?)なテーマと並行して、母娘の絆と愛情についても描いてあるのだけれど、そこはまぁまぁ好感が持てた。

しかし、これも「まぁまぁ」レベルであって感動は無かった。

全編、大阪弁で描かれていて、そこがこの作品の売りでもあるのだろうけれど、大阪人である私にとっては「なんだかなぁ」な言葉遣いだった。

ひと言で大阪弁と言っても地域によって全然違うものなので、この作品の大阪弁が間違っているとは言わないけれど、これが現代大阪のスタンダードと思われてはちょっと困るなぁ……などと思ったりした。

私にはどこが面白かったのかサッパリ理解できない1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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