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書評

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鸚鵡楼の惨劇 真梨幸子 小学館

相変わらずのぶっ飛び設定だった。今回のテーマは「変態・アブノーマル」だと思う。作者の作品は変態臭がして、ファンにとっては...

殺人鬼フジコの衝動 真梨幸子 徳間書店

どうやら私は真梨幸子の作品と相性が良いみたいだ。ミステリー系の小説はとんと苦手なのだけど、真梨幸子の作品ならサクサク読め...

更年期少女 真梨幸子 幻冬舎

ものすごくインパクトのある表紙の本だった。 小説や少女漫画の表紙と言うよりも、むしろ子供の頃、夢中になった「お姫様ぬりえ...

「戦火のなかの子どもたち」物語 松本猛 新潮社

私は「いわさきちひろ」の描く子供の絵をとても愛している。 自分が好きだから、そんな風に感じるのかも知れないが、いわさきち...

砂の器(上・下) 松本清張 新潮文庫

松本清張は大御所と呼ばれる作家さんなのに、いままでほとんど読んだことが無かった。 随分前に『鬼畜』を読んだくらい。 もと...

ここを出ろ、そして生きろ 松原耕二 新潮社

NGO団体で働く女性と、プロの人道支援者男性の物語。 コソボ、コンゴ、ニューヨークが舞台になっていて「世界」を感じさせて...

老人賭博 松尾スズキ 文藝春秋

演劇関係者特有の「悪い部分」がふんだんに盛り込まれた作品だなぁ……と言う印象の作品だった。 前回読んだ『クワイエットルー...

クワイエットルームにようこそ 松尾スズキ 文藝春秋

悪趣味な感じの悪趣味な読み物だと思う。 精神病院の閉鎖病棟に強制入院させられた女性の物語なのだけど、こういう類の物を読ん...

ナチュラルウーマン 松浦理英子 河出文庫

感想を書いて欲しいとのリクエストを戴いたので数年ぶりに再読してみた。 私にとって松浦理英子という作家を知った記念すべき作...

奇貨 松浦理英子 新潮社

『奇貨』は『友愛小説』と言う位置づけらしい。 女性と恋する事が出来ず、男友達もおらず、自分と自分の性を持て余している私小...

犬身 松浦理英子 朝日新聞社

ものすごく久しぶりに松浦理英子の作品を読んだ。 もっとも、好きな作品はたまに再読しているので「新作を」ってことなのだけど...

裏ヴァージョン 松浦理英子 筑摩書房

松浦理英子の作品を読むのは何年ぶりだろう。 はじめて『ナチュラルウーマン』を読んで衝撃を受けて以来、すっかりお気に入りの...

日曜農園 松井雪子 講談社

失踪した父親が残した農園(市で貸し出している賃貸農園)で野菜を育てる娘の物語だった。娘は今時の女子高生で、家庭菜園なんて...

刺繍天国 松井雪子 文藝春秋

松井雪子は初挑戦の作家さん。 図書館で『刺繍天国』の表紙に惹かれて、表紙借りした。 本を読んでから知ったのだけど、元々は...

シャトゥーン ヒグマの森 増田俊也 宝島社

北海道が舞台の動物パニック小説。 私が愛してやまない吉村昭『羆嵐』と比べて評されることが多いので、気になって手に取ってみ...

鞄屋の娘 前川麻子 新潮社

私は女性を表現する言葉の中で「娘」という言葉が、いっとう好きだ。 女の子では子供っぽいし、女では生々しい感じがするし。少...

トマシーナ ポール・ギャリコ 創元社推理文庫

微妙な作品だった。「癒し系」……なのだろうか? 猫のトマシーナの死と転生、そして獣医師の魂の復活、娘との和解、そして愛…...

雪のひとひら ポール・ギャリコ 新潮文庫

これからのシーズンにはもってこいのタイトルで全編、美しく優しい言葉で綴られていて「ねぇ、ちょっと読んでみない?」とて誰か...

ちびくろさんぼ ヘレン・バンナーマン 岩波書店

本好きの方なら『ちびくろ・さんぼ』って絶版じゃなかったっけ?……と思われることでしょうが、ごめんなさい。絶版本です。 現...

ゾフィー21歳―ヒトラーに抗した白いバラ ヘルマン・フィンケ 草風館

かなり久しぶりに「伝記文学」を読んでみた。 伝記文学には、小説ほどのドラマチックさや創造性は無いけれど、事実としての重み...

逃げてゆく愛 ベルンハルト・シュリンク 新潮社

作者の書いた長編小説『朗読者』に大感激したことがあるので短編集にも期待できるだろう……と思って手に取った1冊。 巷の評判...
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