昨日は節分と言うことで恵方巻きを作った。
実は私。巻き寿司を作るのが苦手なのだ。なので節分の数日前から憂鬱な気分に襲われていた。
恵方巻なんてスーパーで買ってくれば良さそうなものだし、今年はそうしようと思っていたけれど、娘が「お母さんの作った細巻きがいい!」と強く主張するのでやむを得ず作ることにした。
そもそも、節分に細巻きを作るようになったのには理由がある。
娘は幼児の頃は今より食が細くて、恵方巻きなんて食べられるはずもないので「じゃあ、細巻きだったら食べてくれるかな?」と言うことで作り始めたのがキッカケ。それ以降「節分は細巻きを作って食べる」と言う習慣が定着してしまったのだ。
娘がそこそこ成長してきたら細巻きは卒業しよう思っていたのに、いまだ卒業出来ずにいる。こんな事なら最初から「節分は恵方巻きを買ってきて食べる」と言う刷り込みをしておくべきだったからも知れない。
そして私が巻き寿司を作るのが苦手なのは「巻くのが苦手」と言うのもあるけれど「材料を揃えるのが面倒臭いし、量を予測するのが難しい」ってとろにあると思う。
娘も夫も「カツを巻いたのが1番好き」と言うので、細巻き用の鶏ささみカツを揚げねばならないし、胡瓜だの、ツナだの、納豆オクラだの、他にも色々と揃えるのだけど、それらの材料は必ず微妙に余る。
余った材料は夫のお弁当のおかずに転用するのだけれど、胡瓜だの納豆オクラだのはそうもいかないので私が食べることになる。それがまた、微妙にストレスなのだ。
実家には「家で巻き寿司を作る習慣」が無かったので、よく分からないのだけれど、家で巻き寿司を作るご家庭は余った材料をどう処理しているのだろう?
作り慣れていると余らないよう予測する事が出来るのだろうか? それとも、やはり主婦が食べているのだろうか?
細巻き色々。切っちゃうので本来の恵方巻からは外れているけど気にしない。イワシも焼かねば。 pic.twitter.com/Qz3WxIdPP1
— 白蓮@ゆらら (@yurarra) 2016, 2月 3
微妙にストレスを感じながらも、どうにかこうにか恵方巻きを作った。
娘が「今年は豆まきはしなくていいよ。お母さんに豆ぶつけるのも可哀想だし」と言うので、今年は豆まきは省略して福豆だけ食べることに。
夕食は恵方巻き、イワシ、具だくさんのお味噌汁。四苦八苦したけれど、今年も無事に節分の食卓を整える事が出来た。
豆箱。ジバニャンは鬼じゃないけど。 pic.twitter.com/vp04TrEv2f
— 白蓮@ゆらら (@yurarra) 2016, 2月 3
主婦系雑誌の『天然生活』とか『暮しの手帖』を読んでいると「季節の行事を楽しむ」とか「丁寧な暮らし」とか言う記事が定番だけど、私は義務感からしているだけで楽しめていないなぁ…とつくづく思う。
頑張れば頑張ったなりに達成感はあるし、娘が喜んでくれているうちはちゃんとしようと思うものの、娘の成長と共に省略していく気がする。
まだまだ寒い日が続くけれど、暦の上では春。そろそろお雛様を出そうと思う。