本格的に暑くなってきたので暑中見舞いを書いた。
暑中見舞いは年賀状と違って出す期間が長いのがいい。そもそも年賀状のように出さなきゃいけないものではないので「書かなきゃ」「出さなきゃ」と言ったプレッシャーが無いのも良い。先日、家族で出掛けた時にポストカードを買って、時間を見つけて少しずつ書いてはポストに投函した。
そう言えば、以前は暑中見舞いもあれこれ近況報告めいた事を書いたものだけど、今年は「身体大丈夫? 頑張って夏を乗り切りましょうね」的な事しか書かなかった。
暑中見舞いを書く時は、相手の事を思い浮かべながら書くのだけれど「身体大丈夫? 暑いし気をつけてね」と言う事しか思いつかなかったのだ。
たぶん、年をとったからだと思う。
私は現在43歳。以前より無理がきかなくなってきたのを感じる。暑中見舞いを出す友人達は私と同世代だったり、それよりも年上だったり。
「夏、しんどいだろうなぁ」って事が1番気にかかる。20代、30代前半までは「ご自愛くださいませ」なんて言葉は使っていたけれど、それこそ形式的なものでしかなかった。しかし、今は「ご自愛くださいませ」の部分がが一番伝えたい事になっている。
恥ずかしながらの悪筆だけど、私は手紙を書いたりハガキを書いたりするのって好きなんだなぁ……としみじみ思った。
娘が夏休みに入ってからは自分のペースで動けないのと、娘に付き合うのが体力的にキツイのとで心身共にささくれていたのが、暑中見舞いと向き合っていた時間は不思議と心が安らいだ。直接的会って話が出来なくても自分から人に働きかけるのって、他でもない自分自身のために大切な事なのかも知れないな……と思う。
夏はまだ始まったばかり。残念だろうがなんだろうが、以前のように無理はきかない。身体を労りつつ、夏を乗り切っていきたいな……と思う。
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