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『ちいかわ』のカニ(古本屋)にヤキモキする。

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先日、夫と『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』を観に映画館へ足を運んだ。『ちいかわ』は漫画本で内容は知っているし、YouTubeで「めざましテレビ」で放送されているアニメもザックリ視聴している。

『ちいかわ』には「カニちゃん」と呼ばれるキャラクターが登場する。

『ちいかわ』のカニとは?
作中に登場する人気キャラクター「古本屋」のことで、ファンからは親しみを込めて「カニちゃん」と呼ばれている。公式での名前は「古本屋」。いつもカニの髪飾り(カチューシャ)をつけているのが特徴。

カニは『ちいかわ』の世界ではモブキャラ(グレー)で表現されているのだけど、モモンガにカニの髪飾りをもらってからは名前と色が付くようになった。モモンガを友達と思っているようで、やたらモモンガの世話を焼いている。

そしてカニが世話を焼くモモンガは、見た目には可愛らしいもののワガママで傍若無人で自分勝手。しかも中身はちいかわ達を捕食する側の「でかつよ」で、モモンガの可愛らしい身体を乗っ取っている。

モモンガの畜生っぷりはなかなかのもので「こんなヤツが実際にいたら絶対に許さない」みたいなことを平気でやってのける。それなのにカニちゃんはいつもモモンガを優しく見守り、世話を焼く。カニちゃんとモモンガの関係は「夫からDVされまくっているのに別れられずに尽くし続ける妻」にしか見えない。

現実にカニちゃんみたいな人を知っているだけに『ちいかわ』でカニちゃんを見ているとヤキモキしてしまう。「モモンガなんか放っておけ。こいつに尽くしたとてろくなことにはならないから。さっさと別れてあなた自身の道を行きなさいよ」と思わずにはいられない。

カニちゃんって昔で言うところのダメンズウォーカー(ダメな男性(ダメンズ)ばかりと付き合い、渡り歩いてしまう女性)なのだと思う。そして彼女達の献身はダメな男を「さらに立派なダメな男」に育ててしまう。このタイプの女性って漏れなく「いい人」だったり「いい女」だったりする。

カニちゃんはどうしてモモンガの世話をしてしまうのか?

「モモンガのことが好きだから」と言われてしまえばそれまでの話。人間関係の構築(ちいかわの登場人物は人間ではないけど)は結局のところ本人同士が良ければ第三者がどうのこうの口を出すべきではないのだ。

分かっちゃいるのにカニちゃんをダメな男と一緒にいる友人と重ねてしまってヤキモキせずにはいられない。カニちゃん…お願いだからモモンガと決別して幸せになって欲しい。モモンガが改心することは無いと思う。

そんな風に私の心を乱してくる『ちいかわ』は凄い漫画だと映画を観に行って改めて感じた。

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