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自衛隊レンジャー動画に励まされている。

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最近の私。ちょっとヤバイ。仕事辞めたいって気持ちが盛り上がっている。

3月末に非常勤職員が2名、正職員が1名退職することになっている。もしかしたら実際は配置換え等でもっと減る可能性もある。

職場は児童福祉施設なので人間の頭数が足りないまま新年度がスタートする…って事しありえない。派遣だろうがなんだろうが4月にはしっかり頭数を揃えてくると思うのだけど、新しく入ってくるのが新人さんである…って事実に震えている。

新人さんと言っても「他の施設で経験を積んできました」と言う猛者なら問題ない。むしろウェルカム。だけど「子どもは好きだし、保育士なんですが、障害児支援とかちょっと無理です…」みたいな人だと地獄しかない。実際、今年度はそれが原因で色々大変だったのだ。

離職率が高い職場…要するにブラックってことだ。

さて私。現在のブラック職場に入って来年度は「3年目の先生」と言われることになる。2年前の7月に入職したので実際は3ヶ月キャリアが少ないのだけど、それでも2年経験した3年目…って扱い。

同時期に入った非常勤職員が2人辞めると聞いた時は「私も一緒に辞めちゃおうかな?」って気持ちになった。

私は年齢こそ高いけれど保育士歴は無い。なにしろ保育士試験に合格したのは48歳だったし。遮二無二頑張っているものの、経験は浅いし引き出しは少ない。私。実のところ「仕事の出来る人」ではないのだ。

そんな時、夫が見ていたユーチューブ動画を見て心を動かされた。FNNのチャンネルが公開している自衛隊のレンジャー訓練のレポート。自衛隊のレンジャーの訓練は厳しいことで有名だけど、本当に厳しかった。私にはとても出来ない。

私が特にグッときたのは馬場隊員の成長。彼は訓練生の中ではどちらかと言うと落ちこぼれ。要領が悪くて何をさせても最後だし上手に出来ない。ところが、その彼が最も厳しいとされる最後の訓練で脱落しそうな仲間の荷物を持ち、励ましているのだ。

馬場隊員の成長にも感動したし、きっと彼もそれまでの訓練過程で仲間の励まされる事で頑張ってきたのだろう。

そもそも。レンジャーの訓練生に選ばれる…って事自体、自衛隊の中でもエリート。だけど最後まで訓練をやり抜いてレンジャーになれるのは訓練生の一部。「厳しい訓練をやり抜く…ってどんだけ凄いの?」って話ではある。

エリートレンジャー訓練生の中で1番の駄目っ子だった馬場隊員。だけど、そもそもレンジャー訓練を脱落せずに残っていた…って事実が凄い。そして残っただけでなく最後の最後でものすごい活躍を見せてくれている。

馬場隊員…自分もギリギリの状態なのに、どうして仲間の荷物を持てるんだよ? 喋るのもしんどいだろうに、どうして仲間を励まし続けられるんだよ?

馬場隊員の頑張りを見て「私も頑張ろう」って気持ちになった。職場では下っ端のパート職員だけど、それでも辞めずに続けているだけで偉いじゃないか。

職場はもうすぐ今年度が終わって4月から新しい体制でスタートする。不安しかないし、仕事に対する自信なんて1ミリもないけれど、とりあえず来年の3月末までは馬場隊員を見習って頑張り抜きたい。

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