先の日曜日。娘が部活中に怪我をした。
娘を送り出した後、私と夫は趣味のウォーキングに出掛けていたのだけど、娘自身から電話があり部活中に怪我をしたとのこと。顧問の先生と変わってお話をしたところ「骨折したかどうかは不明。救急車を呼ぶほどではないと思う」とのことだったので「今から迎えに行って、こちらで対応します」と電話を切った。
ウォーキングを中断して電車に飛び乗り高校へ。高校では門の前で顧問の先生が待機してくださっていた。更衣室で着替えている娘と合流したけれど、元気そうではあったものの後から何かあったら困るので、日曜日も診療している整形外科に連れて行くことにした。
電話でと問い合わせたところ、1つ目の病院は「普段は日曜日も診療しているのですが今日は職員の研修で休診している」とこのと。2つ目の病院は受付から整形外科に回されて「すぐに診察します」とのことだったので、夫は自宅に保険証を取りに戻って、私と娘はタクシーで病院に向かった。
そこは小さめの総合病院で一応、内科等もあるけれど外科と整形外科が本業かな…と言う印象。救急車の受け入れもしていて、診察待ちの間にバイクの交通事故で運ばれてきた人などもいた。
診察を受けて「骨折してるかも」とのことでレントゲン撮影。レントゲン撮影の結果、幸いにも骨折はしていなかった。出血もしていたので傷の治療だけして「骨折していなくて良かったですね。大丈夫とは思いますが、何かあったらまた来てください」との事で帰宅することになった。
受付で会計を持っている時も何組か診察に訪れていたたのだけど、予約していないと言う高齢夫婦がやってきた。「3日ほど前からしんどい。診て欲しい」とのこと。受付で「内科は診療していないから明日改めて来て欲しい」と言われても引き下がらず「熱もある」と言い出す始末。
そもそも高齢夫婦は「しんどい」「熱がある」と言いながら普通に服を来て、しっかり歩いて病院に来ているのだ。素人目に見ても緊急性はなさそうに見えた。
受付の人は「そもそも発熱されている場合は発熱外来になるので、電話で予約して戴いた上で予約時間に来てもらうことになっています」と、不愉快そうなご様子。お察しします…コロナが5類になったとは言うもののそりゃそうですよね…と遠目で思っていた。
受付で押し問答していたけれど、受付の人は失礼にならない程度にキッパリ断って高齢夫婦を一旦家に帰らせていた。夫婦は「裏のマンションに住んでるから、長時間待たさせても平気だから診て欲しい」と言っていたけど、裏のマンションに住んでるなら月曜日に来てくけ…って話だ。
それにしても感心したのは受付の女性が失礼にならない程度にキッパリと対処されていた…ってこと。
そもそも日曜日に出勤してくれるだけでも「神かよ?」って話。受付には女性が2人いたけれど、2人もどう見ても60代以上の方だった。子育て現役の女性の場合「土日祝は休みたい」と考える人が多いだろうから、子育てが一段落した世代の人が土日祝に働く…ってことは増えているのかも知れない。
その時に見た高齢夫婦のような非常識な人って案外多いのだと思う。受付の女性は無茶振りをしてくる人の対応慣れている感じだった。
病院で働く人…と言うと医師や看護師を思い浮かべがちだけど、医療事務の人も大変だな…と改めて感じた。そして大阪や首都圏だけかも知れないけれど、ここ数年は「土日も診療してくれる病院」が増えている。
昔から公立の休日診療所はあるけれど、休日診療所は救急対応がメインなので、薬を1日分しか出してくれない等、診療の内容が限られている。土日祝もしっかり診療してくれる私立病院の存在は本当にありがたい。
今回、娘の怪我は結果的に骨折ではなかったけれど、日曜日に診察して戴けたのは本当にありがたかった。土日祝も診察してれる病院で働いてくれる人達に心から感謝の気持ちを捧げたい。
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