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映画『トゥルーマン・ショー』感想。

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『トゥルーマン・ショー』は1998年公開の映画。

公開された当時、けっこうな話題になっていた覚えがあるのだけれど、なんとなく観ないままここまで来てしまった。

最近は戦争映画だの、軽く胸くそ悪い映画だのが多かったので、楽しい映画を観ようかな…と思って観ることに。

どんな話か全く知らなかったのだけど、ジム・キャリー主演ならコメディだろう…と。

しかし、ちょっと思っていたコメディ映画とは違ってた。

今回はネタバレを含む感想になるのでネタバレNGの方はご遠慮ください。

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トゥルーマン・ショー

トゥルーマン・ショー
The Truman Show
監督 ピーター・ウィアー
脚本 アンドリュー・ニコル
製作 エドワード・S・フェルドマン
アンドリュー・ニコル
スコット・ルーディン
アダム・シュローダー
製作総指揮 リン・プレシェット
出演者 ジム・キャリー
エド・ハリス
ローラ・リニー
音楽 フィリップ・グラス
ブルクハルト・ダルウィッツ

あらすじ

トゥルーマン・バーバンク(ジム・キャリー)はシーヘブンと言う離島で暮らす青年。保険会社で働いていて、妻と2人暮らし。

口癖は「おはよう! そして会えない時のために、こんにちはとこんばんは!おやすみ!」

トゥルーマンは生まれてから1度も島から出たことがなかった。父と一緒に海でボートに乗っていた時、嵐を回避できず海で父を亡くしたことで、水恐怖症になってしまった事が原因。

ある日、彼がいつものように新聞を買ったあと、雑踏の中ひとりのホームレスの老人とすれ違う。

ホームレスはは幼い頃、海で死んだはずの父親だった。しかしその直後、老人は瞬く間に何者かに連れ去られね。トゥルーマンは彼はこの出来事をきっかけに、自分の周囲を不審に感じ始める。

トゥルーマンは生まれたときから人生の全てを24時間撮影されていて、TV番組に流されているのだった。

『トゥルーマン・ショー』と言う番組で、トゥルーマンの住む街は巨大なセット。太陽や月、星々も機械仕掛けの照明装置に過ぎず、雨や雷鳴などの気象も作られたもの。そしてトゥルーマン以外の人物は全て俳優だった。

妻との乾いた生活の一方で、トゥルーマンは学生時代に出会ったローレンという女性のことが忘れられないでいた。

ローレンは、作られたの世界で生きるトゥルーマンに「ローレン」とは役名で本名はシルヴィアであるということ、そしてこの世界が全て偽りであることを伝えようする。

しかし「ローレンの父」を名乗る何者かによってローレンは連れ去られてしまう。「島を出るのよ!私を探して!」。それがローレンの最後の言葉だった。

そして、いつしかトゥルーマンは自分が作り物の世界で行きていることを確信する。

トゥルーマンはカメラの目を盗んで自宅の地下室から脱走し、ボートに乗り込んで島の外へと漕ぎ出す。テレビの向こうにいる視聴は固唾をのんでトゥルーマを見守ってた。

そして……

感想

「厨二病の妄想を本気で映画化したら、こうなるんだろうな」と言う作品。

「自分が生きている世界は実は虚構の世界でした」って妄想は厨二病経験者なら誰もが1度はやってみた事があると思う。

それを本気で映画化するとは恐れ入った。

そして流石のジム・キャリー。ジム・キャリーと言うと『マスク』の人って印象が強いけれど、意外と真面目な映画にも沢山顔を出しているし、役者としての実力半端ない。

『トゥルーマン・ショー』の中ではコミカルな演技もシリアスな演技も切れっ切れだった。

『トゥルーマン・ショー』は主人公トゥルーマンが虚構の世界から飛び出すまでの葛藤と努力を見守る映画なのだけど、テレビで『トゥルーマン・ショー』を観ている人達も注目したい。

『トゥルーマン・ショー』が公開された時、まだ世界はSNSが浸透していなかったのだけど、もし現代設定で似たような作品を作るなら、twitterとかインスタが使われるのだと思う。

「他人の人生を眺める」って無責任で面白い。

そして「他人の人生を眺める」こと自体は決して悪いことではない。ただそれは場合によって人を不幸に陥れる事がある。

トゥルーマンは大勢の娯楽のために、虚構の世界で生きてきたのかと思うと、微妙な気持ちになってしまった。

すごく良く出来た映画なのだけど、ツッコミどころも結構多い。

例えば、未来の科学技術を駆使して「虚構の世界」を作ることは可能だと思うのだけど「トゥルーマンを囲む役者達は、トゥルーマンに対して愛情を持たなかったのか?」ってところは少し気になった。

普通に考えて「犬も3日飼えば情が移る」ではないけれど、長い期間一緒に生活していたら、相手に何らかの感情を抱くようになると思うのだけどなぁ。

トゥルーマンを囲む虚構の世界の人(俳優)達が仕事に徹しきっているのって、冷静に考えてみると恐ろしいことだ。

だからこそトゥルーマンに「本当のこと」を伝えようとしたローレン(シルヴィア)の存在が生きてくるのだと思う。

ネタバレするも何も…って感じではあるし、あらすじを読んだだけでハッピーエンドだってことは想像出来ると思うのだけど、この映画はハッピーエンドだ。

ラストでトゥルーマンが「おはよう!そして会えない時のために、こんにちはとこんばんは!おやすみ!」と言って虚構の世界を出ていくシーンは洒落ていたと思う。

これは映画を観ていた人に対してのメッセージではなく『トゥルーマン・ショー』という番組の視聴者に向けたもの。

そして『トゥルーマン・ショー』を観ていた人達は他に面白い番組がないかとザッピングをはじめる。

ハッピーエンドの面白い映画ではあるものの、それと同時に色々と考えさせられる深い映画だと思った。

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