読んだ本の『50音別作家一覧』はこちらから>>

もう少し自由が欲しいのです。

記事内に広告が含まれています。

娘が本気で体操教室に通うようになってからと言うもの我が家の生活パターンは激変した。

1番大きな違いは週末、ハードなアウトドアに行かなくなったことだ。娘は赤ちゃんの頃から無駄に体力が有り余っていて、彼女のエネルギーを発散させるのは私と夫にとって大きな課題だった。

犬を飼った事がある人ならお分かり戴けるかと思うのだけど、犬って毎日散歩が必要とは言うものの、小型犬と大型犬では扱いが大きく変わってくる。

体力の無い小型犬だと近所をちょろりと歩くだけで良いけれど、大型犬だとそうはいかない。犬の納得するまで付き合ってやらないと犬はストレスを感じてしまう。娘は身体こそ小さいけれど完璧に大型犬の扱い。一定量の体力を使っていかないとストレスが溜まってくるらしい。

体操にハマるまでは自転車で10キロ走って運動公園に行って遊ばせたり、自宅から徒歩で山を登ってアスレチックで遊ばせてみたりと「どうやったら娘を疲れさせる事が出来るのか」と言うことばかり考えていた。

しかし週3で体操教室(年明けから週4)に通うようになってからと言うもの、娘の口から「日曜日くらいはゆっくりしたいよね」と言う言葉が出るようになった。

なので週末と言っても土曜日は体操教室。日曜日は買い物とか試写会とかインドア活動…と言う組み立てが出来るようになり、たまにアウトドアに出掛けることもあるけれど、そこまでガッツリ遊ばせる必要が無くなったのだ。

娘は体操と出会ったことで有り余る無駄体力を発散させる先を見つけたのだ。

土日にハードなアウトドアに付き合わなくて良いようになったは私にとって福音と言っても良い。

私は本来運動なんて大嫌いな引き篭もりヲタク。エンジョイ系のアウトドアならともかく、自転車10キロとか山登りオール徒歩とかは遠慮したい。

この冬は娘と映画の試写会に行きつつ「今でだったら日曜日が試写会だったら、土曜日は自転車だったよね…」なんて事を思ったりした。

娘が体操にハマってくれたおかげで生活が楽になって良かった…と言いたいところなのだけど、よくよく考えてみるとそうでもない。

週3で体操教室の送迎をする必要があり、微妙に遠いので自宅に戻るのも効率が悪く教室で見学するためかなりの時間が取られてしまう。

それに体操教室が公文と重なっている日は公文の鞄を持って学校へ行って、娘を公文教室に送り届ける必要がある。スイミングのようにバスに乗せたらいっちょ上がり…と言う訳にはいかず、なんだかんだと手が掛かる。

さらに言うなら、体操教室の無い日は家で練習をするのでそれに付き合わねばならず、場合によっては寒風吹きすさぶ中、鉄棒の練習とか何というドM生活。

運動系の習い事は親の出番が多くて大変だって事は理解している。

サッカー、野球だとお茶当番だの試合の時の車出しだの。子どもによっては毎日ランニングるすのに親が後ろから自転車で走って付き合う…なんて話も聞く。

娘がしている体操だって、選手コースの親は遠くの教室まで車で毎日送迎…とか。

それを思えば我が家の協力なんて大したことはないのだけれど、それでも昭和の子どもの習い事とは違うよね…と溜息が出てしまう。

娘が成長して自分の事は自分で出来るようになってくれるのが待ち遠しい。

子どもって大きくなったら手が離れていくものだと思っていたのに、案外そうでもなくて戸惑ってしまう。我が子に親の出番が多い習い事をさせている親御さんって凄いと思う。

親子一丸となって中学受験とかも。

娘の事は愛しているし可愛いとは思う気持ちに嘘はないけど、もう少し自由になりたいな…と思う。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
日記
スポンサーリンク
白い木蓮の花の下で
タイトルとURLをコピーしました