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娘、冬の夜。

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娘は小学校2年生の時から自室のベッドで1人で寝ている。

ゆっくり寝ていても良い週末は娘は目が覚めると夫婦のベッドに入ってきて2度寝したりお喋りしたりして楽しい時間を過ごすのだけど、夫が出張の時など戯れに「今日はお父さん出張でいなしいベッド広いから一緒に寝ようか?」と誘ったとしても「自分の部屋の方がゆっくり眠れるから遠慮しとく」と釣れない返事。

娘の成長を思えば喜ばしいことだし、実のところ私も娘抜きでゆっくり寝たい派なので嬉しい限り。

しかし。最近、娘がたまに夜中に夫婦のベッドに潜り込んでくるようになった。

理由はものすごくハッキリしていて「夜中に目が醒めてトイレに行ったら足が冷たくなるし、布団に戻っても布団が少し冷えているだろうから、お父さんとお母さんのベッドに潜り込んで暖かく寝よう」と言うもの。

利用されてる感、半端ないんですけど!

夫は娘が潜り込んできても朝までグウグウ寝ているけれど、私は必ず目が醒めるし娘の冷たい足を温めてやる事になるしで迷惑この上ない。

さらに言うなら娘は夫と私に挟まれて温まると直ぐに寝付く事が出来るけれど、いい感じのところで起こされた私は直ぐに寝付くことが出来ず貴重な睡眠時間を無駄にしてしまう事がある。

そうかと言って親として「来ないでくれ」とは言えないのが辛いところだ。

「母の愛は無償の愛」なんて言われるし、母親と言うものは子どもが可愛くて仕方がなくて常に慈しんでいたいと思っている…と言うイメージがあるけれど、実のところ、母親だからって一概にそうとは言えないんじゃないかな…って気がする。

娘は可愛いし愛しているけれど、冬の夜にベッドに潜り込んで来られるのは全力で遠慮したい。親としての理性とか、娘に対して「良いお母さんでいたい」と言う見栄から「いつでも来てくれていいんだよ」みたいな姿勢でいるけれど、内心では「勘弁してくれよ~」と思っている。

……とは言うものの。10歳の娘はおっつけ思春期に突入する。

思春期に突入すると言うことは親が嫌いになると言うことだ。大抵のお子様達は「親と1つ屋根の下で過ごすのも嫌」とか「親と同じ空気を吸うのも嫌」みたいな感じになるかと思う。

なので、この試練は期間限定なのだと自分に言い聞かせている。

とりあえず、今のところは娘が途中で起きない事を祈るしかない。疲れが取れにくい中年にとって睡眠時間をの確保するのは一大事。とにかく少しでも長く寝ていたい…と思う毎日である。

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日記
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