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犬のしっぽを撫でながら 小川洋子 集英社

小川洋子の書いた小説はかなり好きなので、エッセイ集も面白かろう……と期待して手に取ったのだが、ちっとも面白くなかった。

作家といっても得意、不得意があるのだろう。

小川洋子は自身の頭の中にある妄想世界を表現するのが得意であって、日常生活云々を綴っていくには向かない人なのだと思った。

夢見がちな主婦の書いた夢見がちな手記……という印象。

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犬のしっぽを撫でながら

数に隠されている神秘と美しさ。その偉大な真理に向き合う芸術家ともいえる数学者たち。

ひとつの作品を生み出すきっかけや、小説へのあふれる想い。少女時代の『アンネの日記』との出会いとその後のアウシュヴィッツへの旅。

そして天真爛漫な飼い犬や大好きなタイガースのこと。

日々の中の小さなできごとや出会いを、素晴らしい作品へと昇華していく小川洋子の魅力あふれる珠玉のエッセイ。

アマゾンより引用

感想

つくづくつ、がっかりさせられた1冊だったのだけど、だからって小川洋子のことを嫌いになったりはしない。

むしろ「ああ、この人の脳味噌はとことん『ゼロからの創作』に向いているのだろうなぁ」と思ったくらいだ。

エッセイの1つ1つを読んでいると、その年齢の女性とは思えぬほどに物の見方に厚みが無くて、子供っぽい。

世間知らずな奥様なのだろうなぁ……と思う。だからこそ、ファンタジーめいた妄想世界を生き生きと書くことが出来るのだろう。面白くは無かったけれど、やけに納得させられてしまった。

そろそろ小川洋子の書いた長編小説が読みたい。

私の中のナンバーワンは『ホテル・アイリス』なのだけど、ああいった毒々しい作品は、もう書いてはくれないのだろうか。毒のない小川洋子の作品はまったくもって物足りない。

優しいファンタジーや、毒にも薬にもならないエッセイが悪いとは言わないけれど、ガツンと響く作品を読ませてくれないかなぁ……と勝手なことを思った1冊だった。

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白い木蓮の花の下で
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