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幽霊と呪い。

娘は最近、幽霊とか呪いと言ったオカルト的なことに興味を持つようになった。

オカルト的な物に興味を持つのは小学校高学年あたりで誰もが通った道ではなかろうか。私が子どもの頃は心霊番組が流行っていて夏休みのお昼は新倉イワオが監修している『あなたの知らない世界』を観るのが定番だった。さらに言うと、私は娘の年にはすでに色々とこじらせていたので、友達の家ヘ行くとそこの家のお兄さんが買っている『ムー』を読ませてもらうのが楽しみだったし、当時流行っていた占い雑誌『マイバースデー』を買ったりしていた。放課後の教室でコックリさんを試してみたり、タロットカードで占いをした事は今となっては立派な黒歴史だ。幸い娘はそこまでハマっている風ではないのだけれど、友達から何某かのネタを仕入れてきて「寝るのが怖い」と言う程度の可愛らしいものだ。

娘が「でも本当に幽霊とかいるかも」と言うので「心配しなくても大丈夫。だって幽霊がいるって証拠なんて無いでしょ」と言うと「でも幽霊がいないって証拠もないよね」と娘。そして「お母さんは幽霊が怖くないの?」と聞くので「お母さんは幽霊よりも人間の方がずっと怖い」と答えた。そして幽霊だの呪いだのと言った事象について私の考えを娘に伝えた。

お母さんは45年生きてきて「幽霊に呪い殺された」と言う人の話を1度も聞いたことがない。身近にとんでもない不幸に見舞われた人とか、滅多にない難病にかかった人とか、大事故にあった人とか、財産すっからかんになった人はチョイチョイいた。私達もこれからどんな不幸に見舞われるか分からない。病気もそうだし、歩道歩いていて車が突っ込んでくる可能性もあるし、災害に合うかも知れない。普通に生きているだけでも、けっこうなリスクがある訳で、そっちの方がずっと怖い。

娘は「確かにそうだねぇ~」と納得していた。意外にもチョロくて私の方がビックリ。それでも娘は「幽霊はいない…って思っても怖い話を聞くと寝る時はやっぱり怖いんだよ~」とのこと。「何かあったらお母さんが助けてあげるから安心して寝なさい。それに、もし本当に悪い幽霊がいるなら、良い幽霊もいるはずでしょ? 死んだおじいちゃん達が必ず守ってくれるから大丈夫」となだめて娘を寝室に行かせた。

人間はどうして「目には見えないもの」とか「怖いもの」に惹かれてしまうのだろうなぁ。怖いなら触れなければ良さそうなものなのに、何故か怖がりの人ほど突っ込んでいく印象がある。「怖いもの見たさ」な好奇心は動物も持っているらしく、例えば草食動物なんかは仲間が食べられている姿を遠巻きにずっと見ていたりするらしい。

娘もオカルト的なことに興味を持つ年頃になったのかと思うと感慨深い。娘は私や夫と違ってヲタク気質が薄そうなのでオカルト的なことはサラッっと卒業していく気がする。子どもと暮らしていると突如昔の思い出を引きずり出されて困惑するのだけれど、今回の事も「そう言えば私も…」と生暖かい気持ちになってしまった。
……とは言うものの、娘と私とでは興味の方向性が真逆なので、そのうち「そう言えば私も…」って事がなくなっていくのだろうなぁ。

母としては幽霊とか呪いよりも娘が早く寝てくれない事の方がずっと困るので、オカルトブームからは早いところ卒業してもらいたいと切に願う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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