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映画『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』感想

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娘と『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』を観に行ってきた。

私はヲタクだけど微妙にポケモン世代からは外れている。

ポケモンがブームになった時は既に大人で、同人誌即売会で自分より年下の世代がポケモンに激ハマりしているのを横目で見たり、会場のBGMがポケモンだったなぁ~くらいのイメージしかなかった。

ポケモンと深く関わるようになったのは娘が産まれてから。

娘は今でこそ女子っっぽい付き合いを重視するようになったけれど、幼稚園までは家の近くに男子しかおらず、男子とばかり遊んでいた事もあり『きかんしゃトーマス』とか『ポケモン』が大好きだった。

ポケモンについては、セブンイレブンやJRののスタンプラリーに参加したり、ポケモンセンターのイベントに突撃したりと熱心にハマっていた時期がある。

おかげで私も当時のポケモンには詳しいし、今も1人で地味に『ポケモンGO』をプレイするくらいにはポケモン好きになってしまった。

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劇場版ポケットモンスター キミにきめた!

劇場版ポケットモンスター
キミにきめた!
監督 湯山邦彦
脚本 米村正二
首藤剛志(一部脚本)
原案 田尻智
製作 下平聡士、松山進、
知久敦、片上秀長
製作総指揮 岡本順哉、宮原俊雄
出演者 松本梨香
大谷育江
本郷奏多
佐藤栞里
山寺宏一
中川翔子
古田新太
音楽 宮崎慎二
主題歌 林明日香「オラシオンのテーマ 〜共に歩こう〜」

あらすじ

マサラタウンに住む少年であるサトシは10歳になりポケモントレーナーの資格を得る。

ポケモントレーナー達は10歳の誕生日に、町に住むポケモン研究者のオーキド博士からポケモンを貰って旅立つことになっていた。

しかしサトシはその旅立ちの朝に大寝坊、慌てて研究所に向かったもののヒトカゲ、フシギダネ、ゼニガメの3匹は全てライバル達に持って行かれた後だった。

そんなサトシに博士が差し出したのは、ねずみポケモン・ピカチュウ。サトシはピカチュウを相棒に選ぶ。

しかし相棒のピカチュウはサトシに対して心を開こうとしなかった。

対立しながらの旅を始める1人と1匹。

しかしオニスズメの大群との戦いを通して打ち解け、サトシとピカチュウは唯一無二のパートナーとなる。

感想

今回の映画『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』は、主人公サトシとピカチュウの出会いの物語。

私はポケモンの歴史の中でピカチュウよりも可愛いポケモンを知らない。

思い出語りになるけれど、かつて遊具メーカーで図面を描いていた頃、名古屋に期間限定で開設されたポケモンパークのピカチュウのメリーゴーランドを担当した事がある。

当時はポケモンなんて興味が無かったのだけど、自分で描いてみて初めて「ピカチュウ…可愛過ぎやろ…。こんなに少ない線でこの可愛さを表現出来るってデザインした人天才…」と驚愕したものだ。

今回の映画はポケモン20周年記念と言うとこで、気合が入っていたとは思うのだけど、それにしても脚本が素晴らしかった。

王道かつ単純。お約束のオンパレード。しかし、むしろそこが良かった。

主人公サトシの心根の良さと、サトシとピカチュウの絆がガッツリ伝わってくる良い映画で、私は思い切り泣かされてしまった。

「娘はどんな風に受け止めてるのかな?」と横を観ると、娘もタオルハンカチを握りしめて泣いていた。

ひと言うで説明するなら「ポケモンっていいな!」これに尽きる。

今回の作品はテレビシリーズとは別物のようだけど、それでも歴代シリーズに登場したキャラクターをEDに登場させていたり、初代テレビシリーズの音楽を多用する等、あくまでもテレビシリーズをリスペクトする姿勢でいたのは良かったと思う。

あえて文句を付けるならヒロインのマコトの声が酷かったって事くらい。

ここはちゃんとした声優さんを当てて欲しかった。声優以外で声を当てるのが絶対に駄目とは言わないけれど、周りが達者なだけに悪目立ちしていた気がする。

2017年度、娘と観た子ども向けの劇場版アニメの中ではダントツに良かった。

娘はそろそろアニメ映画を卒業しそうな雰囲気なので、このタイミングでこの作品を劇場で観る事が出来て良かったと心から感謝したい。

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