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やれば出来る子。でもやらない子。

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娘はどちらかと言うと手のかからないタイプの小学生だと思う。

乳幼児期の頃、娘は普通のお子さんよりも明らかに手が掛かる子だった。寝ないし食べないし。イヤイヤ期も激しくて「お家に入りたくない」と自宅玄関で2時間大暴れとかザラだったし、言葉も遅くて1歳半検診ではグレー判定の再審査だった。

しかし3歳を過ぎてからは一変。体力余り過ぎて、エネルギーを発散させてやるのに骨が折れるものの、聞き分けが良くてやりやすいタイプだと思っていた。

しかし先日、娘も普通の小学生並の子どもなのだな…と思う出来事があった。

今年、娘の夏休みの宿題はやたら多い。それなのに部活の練習はちょっとした中学生並。習い事にキャンプに市の子ども講座と「ちょ…エリートビジネスマンかよ?」と思うほど予定がビッシリ。

7月はややのんびり出来るものの、8月はかなりハードなので「宿題は出来るだけ早く済ませようね」と親子で確認していた。

書道、図工、絵画の3つは私が監修する元で早々に片付けたのだけど、ワークやドリルの類は「自分でどうにかするだろう」と思っていた。

「ピッチ上げてやりなさいよ~」と声掛けだけはしていたものの、夏休みが5日過ぎて「どれくらいやっているのかな」とチェックしてみたところ、全く進んでいない事が判明した。

事態が露見した日の午前中。私は買い物だの実母の病院だので家を出たり入ったり。娘は3時間ほど1人で机に向かっていたのだけれど、真面目に取り組めば15分で出来る設定の漢字ドリルが1ページも出来ていなかった。

「ちょ…これはマズイのでは?」と思い、今まで取り組んだ宿題を確認してみたところ、ほとんど手付かずである事が判明。「宿題に集中出来なかった」なんてレベルのものではなくて「そもそもやっていなかった」って感じ。

娘とて自分の予定を理解していない訳ではなかった。分かっちゃいたけどゲームをしたり、漫画を読んだり、本を読んだり、ポワワとボンヤリしてみたりと楽しく過ごしていたらしい。

宿題をやっていない事が露見した日は午後から予定がなく、娘にとって友達と遊ぶことの出来る貴重な午後であったのだけど「遊びに行くことまかりならぬ」と、家に監禁させられて、母の目の届く居間で宿題をさせられる羽目になってしまった。

我が子ながらよく出来た小学生だと思っていた娘も『サザエさん』のカツオや『ちびまる子ちゃん』のまるこのように、いっぱしの小学生だったらしい。

実のところ私にも覚えがあるのだ。私はどちらかと言うと宿題は早く終わらせる派だったのだけど、小学校6年間のうち、1度だけ長期休暇の宿題をギリギリまで放置して、泣きながら宿題をした事がある。

そうは言っても昭和の子どもの宿題なので量が少なかったらしく、なんとか始業式までに仕上げる事が出来たけれど、流石に凝りて、それ以降は同じ失敗をしていない。

とりあえず親らしく怒ってはみたものの、内心では可笑しくて仕方がなかった。

宿題を完全に放置せず、ちょっとでも進めていれば親のチェックを通り抜ける事も出来ただろうに、清々しいまでに放置してしまうだなんて要領が悪過ぎるではないか。

ちなみに。午後から居間で私の監督の元、宿題をさせてみたところかなりのペースで進めているので娘は「やれば出来る子」なのだと思う。

でも「やらない子」であるのが問題なのだ。娘には「やるべき事をこなせないなら、楽しい事(友達と遊ぶとか、どこかへ連れて行ってもらうとか)を中止せざるを得ない」と言うことを言い聞かせたのだけど、どうなる事やら。

これに凝りて真面目に取り組んでもらえれば助かるし、それでも清々しく放置するならそれもまた経験かな…と思う。今後の娘の頑張りに目が離せないところだ。

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日記
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