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プリンセスの流行。

私は自分が女性なので女性の権利問題については興味があるし、女性蔑視は許せないと思っているけれど、フェミニズムが行き過ぎているとしか思えない昨今の風潮には同性ながら辟易する事がある。

最近はプリンセス(お姫様)に対する考え方が変わってきていて「結婚がゴールとか、王子様に助けられてハッピーエンドって風潮はどうなの?」と言う人達がいるけれど、それについては真っ向から反対の意を唱えたい。

確かに彼らが言わんとする事は理解出来る。結婚はゴールではないし女性の幸せが結婚だとは思わない。現実世界でそんな持論を主張する人がいたら「ちょ…いつの時代の話をしてるの?」とドン引きするだろう。だけど物語の世界にそこまで言う必要があるだろうか。

プリンセスと言うと今の女児達はディズニープリンセスを思い浮かべる子が多いと思うのだけど、一部フェミニストの人達はシンデレラや白雪姫、オーロラ姫とはタイプの違うディズニープリンセスを押してくる。例えば平民の子で母親が王と再婚したことがキッカケでプリンセスになるソフィアとか、恋人との愛よりも姉妹愛を押してきた『アナと雪の女王』のアナ&エルサとか。ソフィアもエルサも魅力的なプリンセスではあるけれど「血筋とか関係ない!」とか「王子様なんていらない!」とか言われると、それは違うんじゃないかと思うのだ。

確かにソフィアは可愛いけれど、私はソフィアにはうっとり出来ない。私は個人的に「生まれてながらの姫君」とか「高貴な血筋」ってところがプリンセスの良さだと思っている。残念ながら「育ち」や「血筋」はお金で買うことも、努力で得る事も出来ないのだ。だからこそ尊いし憧れの対象になるのだと思う。

谷崎潤一郎の『痴人の愛』だって、圧倒的に美しく高慢ちきで女王様気質のなナオミがいてこその面白さだと思う。もしナオミが「私は女王様になる!」とコツコツ努力する女だったら、面白くもなんともない。天から与えられた資質を備えていたからこそナオミは魅力的な女なのだ。

オーロラ姫はイバラに覆われた古城に眠っていてこその美しく、白雪姫はガラスの棺に横たわっていてこそ魅力的なのだ。オーロラ姫が魔女を出し抜いて剣を取って戦うような女性であってほしくない。

物語の世界の登場人物を引き合いに出して、あーだのこーだの言うのは野暮だと思う。女性は(男性も)美しいものに惹かれずにはいられないのだ。プリンセスは圧倒的に美しくて可憐で非力でいいじゃないか。王子様が助けずにはいられない…むしろ「貴女を救う栄誉を私にお与えください」と跪いてしまうようプリンセスこそが至高であると私は思う。

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日記
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白い木蓮の花の下で
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